輸血用血液製剤の更なる安全対策として新しい検査方法に切り替わります!〜 8月1日より〝個別NAT〟全国一斉スタート 〜

新たに切り替わる個別NAT機器。12時間で500検体の処理能力(現行は432検体)、コストも現行とほぼ変わりません。

日本赤十字社は、献血血液のスクリーニング精度を向上させるために、献血者1人分の血液ごとに個別に核酸増幅検査(NAT)※1を行う「個別NAT」を8月1日から全国一斉に導入いたします。

これまではB型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、エイズウイルス(HIV)の3種類のウイルスを対象に、20人分をまとめて検査する方法でしたが、今後は献血者1人分の血液ごとに検査することにより、さらに安全性の高い血液をお届けできるようになります。

日本赤十字社では、血液製剤の安全性の向上に取り組んでいますが、感染初期のウイルスが検出できない期間(ウインドウ・ピリオド)※2を〝ゼロ〟にすることはできません。報道機関の皆様には、引き続き献血者の皆様に、「責任ある献血(検査目的で献血しないこと、献血前の問診に正しくご回答いただくこと)」についてご理解とご協力をいただけるように、国民の皆様に広く呼びかけをお願い申し上げます。

※1 ウイルスの核酸の一部を人工的に増幅することで、ウイルスを感度よく検出する検査

※2 感染初期の体内のウイルス量がごく微量で検出感度の限界から感染を検出できない時期

1.導入場所 (全国8カ所の赤十字血液センター検査施設)

北海道(札幌)、東北(仙台)、関東甲信越(東京・辰巳、埼玉・東松山)、東海北陸(愛知・瀬戸)、近畿(大阪)、中四国(広島)、九州(久留米)の各ブロック血液センター及び埼玉製造所に合計50台の検査機器を配備

2.NATの推定ウインドウ・ピリオド

HBV: 46日(50本プール2000年2月~)、44日(20本プール2004年8月~)、34日(個別2014年8月~)
HCV: 24.8日(50本プール2000年2月~)、24.5日(20本プール2004年8月~)、23日(個別2014年8月~)
HIV※: 14日(50本プール2000年2月~)、13.5日(20本プール2004年8月~)、11日(個別2014年8月~)

※HIVの場合は、ウイルス血症(感染後1カ月以内)後の「感染後ウイルス期」。