セブ島北部ダンバンタヤンのマヤで保健医療チーム活動開始

日本赤十字社はセブ州ダンバンタヤン郡(Daanbantayan)のマヤ村(Maya)で活動を開始しました。

保健医療チームは、17日にダンバンタヤン郡(人口86,000人)に到着し、医療ニーズのアセスメントを行いました。その結果、9割の家屋が全壊または半壊しているという報告を受け、衛生環境も劣悪な状態であることが判明しました。

住民は衛生や感染予防に関する知識も不足しているため、今後、衛生状態の悪化や、感染症などが心配されます。また、町の病院では常時1名の医師が外来患者(1日40名程度)を診察していますが、マヤ村では常駐の医療チームによる支援が求められており、日赤の保健医療チームに期待が寄せられています。

マヤ村の代表者は、日赤が基礎保健の診療所を開設するために、コミュニティーセンターの提供を申し出てくれました。また、日赤の診療所は、地元住民の協力も得ながら活動をします。クリニックを開設するために、ERU(Emergency Response Unit:ERU)資機材は本日(11月19日)21時(現地時間)にセブ空港に到着し、その後、ダンバンタヤン郡に送る予定です。ERUの資機材が到着するまでは、地域で巡回診療を行う予定です。

保健医療チームの派遣

(1)チームメンバー:13名

①大津 聡子(おおつ さとこ)医師 チームリーダー 日本赤十字社 和歌山医療センター
②関塚 美穂(せきづか みほ)看護師 名古屋第二赤十字病院
③曽篠 恭裕(そしの やすひろ)事務管理要員 熊本赤十字病院
④溝口 幸介(みぞぐち こうすけ)技術要員 熊本赤十字病院
⑤田中 嘉一(たなか よしかず)技術要員 熊本県支部
⑥ヤップ 巳雅(やっぷ みか)看護師 名古屋第二赤十字病院
⑦森光 玲雄(もりみつ れお)臨床心理士(こころのケア要員)諏訪赤十字病院
⑧堀口 頼章 (ほりぐち よりあき)広報担当 日本赤十字社本社
⑨山下 勇吉(やました ゆうきち)事務管理要員 日本赤十字社本社
⑩石橋 奈緒子(いしばし なおこ)事務管理要員 日本赤十字社本社
⑪Aleth ABIDINE 医師(内科医)フランス赤十字社
⑫Nicholas James WILLIAMS 医師(内科医)オーストラリア赤十字社
⑬Kevin HUNG 地域保健要員 香港赤十字社

  • ※ 保健医療チームとは、別名「基礎保健ERU(Basic Health Care Emergency Response Unit)」と呼ばれ、最長4カ間、外部からの支援なしで保健医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。
  • ※ 技術要員とは、医療器材や資機材の整備担当者

(2)派遣期間 11月13日(水)~12月23日(月)

2010年チリ地震救援時のERU資機材

【ERU資機材の到着】

日時:11月19日(火)21時(現地時間)

場所:フィリピン セブ空港着

【ERU資機材の内容】

■医療関係の資機材

診療用のキット、お産用のキット、保温シートや毛布、温度計、包帯、医薬品保管用のクーラーボックスや保冷剤、滅菌シーツなど(250種類以上の資機材)

■医療関係以外の資機材

発電機などの電気機器、工具(ハンマーなど)、文房具、テント、医療用のベッドや椅子(折りたたみ式)、浄水装置、殺虫剤、生活用品(石鹸など)、簡易トイレやシャワー、食料(1カ月間は外部からの支援なしで保健医療活動が継続できる程度)など(350種類以上の資機材)