台風30号により甚大な被害 フィリピンへの赤十字の対応

11月8日、台風30号(英語名:Haiyan)がフィリピン中部を直撃。レイテ島を中心に、ヴィザヤ地方のサマール島、セブ島など多くの地域が猛烈な暴風雨にさらされ、各地で洪水や土砂崩れなどによる甚大な被害が発生しています。フィリピン国家災害対策局では、10日午前、これまでの死亡者を151人、避難者は47万人にのぼると発表していますが、被災者数は今後さらに増加することが予想されます。

フィリピン赤十字社では、台風上陸に先立つ住民避難の誘導にボランティアを動員。緊急出動に備え待機させていた災害対応チームを出動させたほか、10日午前までに緊急アセスメントチームが4チーム、レイテ州都のタクロバン市やセブ島、カピス州などに到着しています。

また、2,000世帯分の救援物資(毛布、マットレス、水容器、衛生キット)と12,000世帯分の食料パック(米、麺、コンビーフ、調理用油等)がマニラやダバオ市の倉庫から被災地に届いているほか、追加の物資についても4日以内にセブ島に到着予定です。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)では、フィリピン赤十字社の活動支援のため約5,100万円の資金提供を行ったほか、マレーシアの地域事務所からシェルター、給水・衛生、通信の各分野の専門家や活動コーディネーターを派遣。今後、被害が増大することを想定し、フィリピン赤十字社の救援活動をサポートするため、国際社会に向けて緊急アピールを発表予定。

日本赤十字社は、IFRCの要請を受け、保健医療チームの派遣および海外救援金の受付開始について調整を行っています。

1.保健医療チームの派遣
医師、看護師、事務管理要員からなる医療チームの派遣に向けて調整しています。人員、派遣期間等についても、現在調整中です。

※日赤医療チームは、医師、看護師、事務管理要員などで構成されます。基礎保健緊急対応ユニット(Basic Health Care Emergency Response Unit:BHC ERU)と呼ばれるこのチームは、最長4カ月間、外部からの支援なしで医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。

2.海外救援金の受付

11月11日(月)から順次、各金融機関で受付開始の予定です。

※詳細が分かり次第、再度リリースにてお知らせいたします。