日赤の「こころのケア」を振り返るシンポジウムのご案内/3月17日13時~

日本赤十字社(日赤)は、平成25年3月17日、災害時のこころのケアについて経験を共有するシンポジウムを開催します。全国の赤十字病院に勤務する臨床心理技術者が参加し、東日本大震災での活動を振り返るとともに、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の心理社会的支援センター所長を迎え、海外での災害時のこころのケアの活動紹介、今後の展望について議論します。

日赤は、平成7年阪神・淡路大震災以来、災害時の医療救護活動に加え、こころのケアも重要な救護活動と位置づけ、全国の救護班要員に対する研修を実施、累積9,000人以上のこころのケア要員を育成してきました。東日本大震災では、700人以上のこころのケア要員が全国から派遣され、14,000人以上の方々に関わってきました。日赤の「こころのケア」は、“心のファーストエイド”とも呼ばれ、専門的な治療を施す前に、災害でストレスを受けたすべての被災者に対し、精神的なダメージ、心身疲労、避難生活から生じるストレスの軽減を図るために、寄り添ってお話を聞く“傾聴”を主たる活動としています。また、過酷な状況で活動する救護員自身がストレスに対応するための支援も含まれ、東日本大震災では、避難所、石巻赤十字病院などの被災地病院、全国各地から被災地へ職員を派遣した病院などで、「こころのケア」が行われました。
ぜひこの機会に、災害時のこころのケアの重要性について、ご取材ください。

【名 称】全国赤十字臨床心理技術者の会設立20周年記念講演会・シンポジウム
【日時・プログラム】平成25年3月17日(日)13:00~16:30
13:00 記念講演「Psychosocial Interventions in the World of the Red Cross」
(IFRC 心理社会的支援センター)ナナ・ヴィーデマン(Nana Wiedemann)所長 (通訳付)
15:00 シンポジウム「東日本大震災から」
・司会:(日本赤十字秋田看護大学)齋藤 和樹
・東日本大震災に見る赤十字こころのケア活動―心理社会的支援の展開
(室蘭工業大学・伊達赤十字病院)前田 潤
・急性期における石巻赤十字病院の心理士の活動
(石巻赤十字病院)田中 雄大・佐々木 暁子
・救護員に対する後方的支援について (高松赤十字病院)島津 昌代
【会 場】日本赤十字社 本社(2階201会議室)地図(PDF:665KB)

※日本赤十字社の 「こころのケア」の詳細はこちらのページをご覧ください。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC) 心理社会的支援センター 所長:ナナ・ヴィーデマン氏

メンタルヘルスやトラウマケアの専門家として、HIV・AIDS患者のカウンセリングや犯罪被害者の心理社会的支援、災害時の精神的健康に関するワーキンググループに、心理士として携わる。また、専門家の育成や心理的支援プログラムの開発、マニュアルの作成にも精力的に取り組んでいる。1999年からはデンマーク赤十字で、2006年からはIFRC現職に就き、災害・紛争時における心理社会的支援の第一人者として、国際的に活躍中。

パネリストの紹介

前田潤

2000年有珠山噴火の時に、伊達赤十字病院職員としてこころのケアセンターを担当して以来、こころのケアの手法の確立に尽力。東日本大震災では発災当初から石巻赤十字病院に入ってこころのケアセンターを立ち上げ、岩手県ではこころのケアコーディネイターを務めた。

田中雄大、佐々木暁子

東日本大震災では、発災直後から石巻赤十字病院において災害時のこころのケアに従事。超急性期は、黒タグエリア*での家族支援を中心に行い、中長期にかけては赤十字こころのケアセンターの中心となり、被災地域での活動を行った。(*「黒タグエリア」とは緊急搬送された患者さんの内、死亡または救命の見込みがない方が運ばれるエリア。)

島津昌代

阪神淡路大震災における被災者のストレス調査に参加。中越地震、東日本大震災では、日赤こころのケア要員として、現地の被災者支援に携わる。東日本大震災では、後方支援として、救護員等派遣要員のこころのケア活動を勤務する高松赤十字病院にて実施した。

お申込み

お手数ですが、準備の都合、ご取材いただける場合、下記連絡先まで『お名前・ご来場者さま人数・当日ご連絡先』をご一報くださいますようお願い申し上げます。
お申し込み期限 平成25年3月15日(金)午後5時

■本件に関するお問い合わせ先
日本赤十字社 企画広報室 松野・松本 TEL :03-3437-7071