国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)と国際協力機構(JICA)が覚書を締結

国際赤十字・赤新月社連盟(International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies:IFRC)と国際協力機構(Japan International Cooperation Agency:JICA)は2012年12月1日、両機関の業務協力を促進する覚書を締結しました。人道的支援と持続可能な開発プログラムを一体となって推進していくことで、世界で命の危機にさらされている人たちへの支援をより効果的に実施していくことを目指します。

会談を行った田中理事長(右)と近衞会長(左)

本覚書の締結を受け、近衞忠煇IFRC会長(兼日本赤十字社社長)と田中明彦JICA理事長は本日、東京で会談を行いました。

田中理事長は、この覚書の締結は、『すべての人々が恩恵を受けるダイナミックな開発』を目指すJICAの取り組みを後押しするもの。IFRCとのパートナーシップは、JICAが支援するパートナー国の人々の『人間の安全保障』を強化するうえで重要、としています。

近衞会長は、今回の締結は、両機関にとって、支援を必要とする人々、コミュニティへのより迅速なアプローチにつながるだけでなく、将来起こりうる災害への対応能力を高めることにも役立つと、覚書の意義を強調。また、覚書に署名をしたベケル・ゲレタIFRC事務総長は、「この覚書は、今後の両者の連携強化に向けた確かな枠組みを提供するもの。IFRCの各事務所、各国赤十字社が、JICAと現場レベルで協働して成果を出していくことを期待したい」と今回の連携に意気込みを見せました。

本覚書では、今後の潜在的な連携分野として、(1)災害対応、(2)地域コミュニティの能力強化(災害リスク軽減、気候変動、食料安全保障、保健・地域医療)、(3)平和構築、若者・ジェンダー関連課題における協力が想定されています。また、パートナー国・地域のオーナーシップや、最も脆弱な立場に置かれた人々への支援プログラムにおける持続性確保の重要性を相互に確認しています。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)

IFRCは、ボランティア精神に基づいた世界最大の人道ネットワークで、世界187の国と地域に創設された赤十字社・赤新月社の国際的連合体です。その活動は、災害対策・予防に始まり、災害発生直後の緊急支援、人々のニーズに応える中・長期支援にわたり、国籍、ジェンダー、宗教、政治的信条に左右されず、公平性、中立性を保って展開しています。

(独)国際協力機構(JICA)

JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に担う、包括的な開発援助機関として、開発途上国への国際協力を行っています。「すべての人々が恩恵を受けるダイナミックな開発」というビジョンを掲げ、多様な協力手法の下、それらの最適な組み合わせにより、また、地域別・国別アプローチと課題別アプローチも組み合わせ、途上国が抱える諸課題の解決を支援しています。

本件にかかる問い合わせ先
日本赤十字社
国際部 齋藤之弥、中川香織
Tel:03-3437-7071