シエラレオネでコレラ拡大、死者220人を超す:日赤から医師を派遣、救援金も募集

コレラの予防について地域住民に説明するボランティア (c)Sierra Leone Red Cross

西アフリカに位置するシエラレオネ共和国では、今年7月よりコレラが急速に拡大しており死者は224人、感染者は12,456件に上っています(8月24日WHO)。早期に感染拡大を防ぐために国際赤十字・赤新月社連盟は基礎保健チームの派遣を決定、日本赤十字社の大津聡子医師(和歌山医療センター)が、8月31日より現地入りします。

大津医師はフィンランド赤十字社のチームと合流して、コレラ患者を専門に治療する「コレラ治療センター」を立ち上げる予定です。コレラは激しい嘔吐・下痢といった症状があらわれますが、脱水症状を抑える適切な治療がされれば、死亡率の低い病気です。現在雨季を迎えている現地では大雨・洪水によるコレラ菌の拡大が懸念され、治療センターの増設と、適切な知識の普及が求められています。

派遣される医師

大津聡子(日本赤十字社和歌山医療センター 感染症科部長 兼 国際医療救援部副部長)

2001年より和歌山医療センターに勤務。02年ジンバブエ(HIVエイズ対策)、05年インドネシア・スリランカ(津波復興支援)、07年ケニア(洪水対応)など多くの海外派遣経験があり、07-11年WHO(世界保健機関)西太平洋事務局の感染症対策課に勤務。

取材日時

8月31日(金)9:30~9:45

取材場所

成田空港第1ターミナル、北ウィング中央ご案内カウンター付近

派遣期間とフライトスケジュール

派遣期間:2012年8月31(金)~2012年9月20日(木)(予定)
成田空港8月31日(金)11時55分発AF275便
パリを経由 AT599便で現地時間9月1日03時15分(日本時間1日12時15分)にシエラレオネの首都フリータウンに到着予定。

※ご取材いただける場合はお手数ですが、下記連絡先へ30日正午までにお申し込みください。

シエラレオネ共和国

1999年から12年間にわたりダイヤモンドの利権や部族間対立、貧困問題などが複雑にからんだ内戦では、7万5千人以上が犠牲になったと言われています。内戦終結から10年以上が過ぎ、復興への歩みが進められていますが、更なる保健衛生環境の改善が求められており、日本赤十字社は継続的な支援を行っています。

地方では電気・水道が通っていなかったり、トイレがなく水は小川で汲む地域もあります。家の裏に捨てられたごみの周囲を家畜が歩き回るなど衛生環境は良くありません。保健衛生の正しい知識の普及もされておらず、平均寿命は42歳、5歳未満児死亡率は出生1000件に対して192人といずれも世界最悪の水準です。

こうした中、日赤が支援している地域保健事業では、①HIV/エイズ ②母子保健 ③水と衛生 ④感染症対策 ⑤緊急保健の5つの分野で、住民ボランティアを通じて状況の改善を図っています。

シエラレオネ・コレラ被災者支援のため海外救援金を募集します

日本赤十字社と各国赤十字社が連携して行うコレラ対応の救援活動に役立てるため海外救援金を募集します。皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。寄せられた救援金は、コレラ予防のために配布する浄水剤やバケツの購入費、医師の派遣費などに充てられます。

本件に関するお問い合わせ
日本赤十字社 企画広報室 松本、鈴木 電話:03-3437-7071 携帯:090-7820-2173