台湾の子どもたちが、被災地の小学校で演奏~歌を通して、災害をともに乗り越えたい~

東日本大震災から間もなく1年を迎える被災地を、台湾南部(屏東県)の山岳地帯の小学生17人が訪れ、村に古くから伝わる民謡を披露します。

台湾の子どもたちが暮らす泰武村(タイウー村)は、平成21年の台風で村全体が壊滅的な被害を受け、避難生活と村の移転を余儀なくされましたが、日本の人々からの支援も得て復興を遂げることが出来ました。こうしたことから、同じように地震・津波災害で困難な経験をした子どもたちと、合唱と太鼓を使った演奏を通じて交流を図り、復興への願いを分かち合います。

岩手県の山田町、大槌町、および宮城県の南三陸町では、台湾赤十字組織を通じて日本赤十字社に届けられた「海外救援金」が、地域の復興に役立てられています。今回、台湾赤十字組織が事業地を視察訪問するのに合わせて、「日本の子どもたちを応援する気持ちを届けたい」という思いから、児童の来日が実現したものです。

山田町と大槌町では、日本の子どもたちからも舞踊や合唱演奏をプレゼントします。国境を越えた被災地の子どもたち同志の交流を、ぜひご取材下さい。

※お手数ですがご取材いただける場合は、前日までにご連絡ください。

■岩手県山田町

1.日 時: 平成24年2月28日(火) 13:30~14:50 取材受付 13:00~
2.場 所: 山田町立山田南小学校 体育館(岩手県下閉伊郡山田町飯岡第7地割28−2)
3.出席者: 泰武小学校の児童17人、山田南小学校の児童(全校)約260人
4.参加者: 山田町教育委員会教育長、台湾赤十字組織会長、山田南小学校周辺仮設住宅に
お住まいの方々、他
5.プログラム:
(1) 開会のご挨拶(佐賀敏子校長)
(2) 台湾赤十字組織会長挨拶
(3) 歓迎のことば(山田南小学校児童代表)
(4) 泰武小学校による演奏(合唱隊の紹介、歌の説明あり)
(5) 山田南小学校による虎舞・校歌披露
(6) 交流・プレゼント贈呈

■岩手県大槌町

1.日 時: 平成24年2月29日(水) 13:40~15:00 取材受付 13:15~
2.場 所: 大槌町立仮設合同小学校 体育館(岩手県上閉伊郡大槌町小槌第22地割)
3.出席者: 泰武小学校の児童17人
大槌・安渡・赤浜・大槌北小学校の児童(5年生以上)約160人
4.参加者: 大槌町長、副町長、大槌町教育委員会教育長、台湾赤十字組織会長、他
5.プログラム:
(1) 開会のご挨拶
(2) 台湾赤十字組織会長挨拶
(3) 泰武小学校による演奏(合唱隊の紹介、歌の説明あり)
(4) 大槌合同小学校による合唱演奏
(5) 交流・プレゼント贈呈

■宮城県南三陸町

1.日 時: 平成24年3月1日(木) 14:30~15:30 取材受付 14:00~
2.場 所: 南三陸町立志津川小学校(宮城県本吉郡南三陸町志津川字城場41)
3.出席者: 泰武小学校の児童17人、志津川小学校の児童(全校)291人
4.参加者: 南三陸町長、南三陸町教育委員会教育長、台湾赤十字組織会長、
日本赤十字社副社長、他
5.プログラム:
(1) 台湾赤十字組織会長挨拶
(2) 泰武小学校による演奏(合唱隊の紹介、歌の説明あり)
(3) 交流・プレゼント贈呈

【泰武村を襲った大水害】

平成21(2009)年8月にフィリピン、台湾、中国を襲った台風により台湾では500人以上が死亡。台湾赤十字組織は、被災地に食料や生活物資を配付するなどの救援活動を展開した。日本赤十字社も、緊急時の資金援助のほか、住宅再建などの復興事業を支援してきた。

深刻な水害に見舞われた泰武村は、安全な地域への移転を余儀なくされた。生徒数92人の泰武小学校も4度の移転を経て、平成23(2011)年9月末にようやく新校舎での勉強を開始した。新しい土地に再建された小学校は、台湾先住民族の一つ、排湾(パイワン)族の集落の文化を尊重したデザインになっている。

【泰武小学校が受け継ぐ伝統民謡】

泰武小学校は、災害の前から、排湾族に伝わる民謡を受け継ぐことで、その名が知られている。民謡には、古来の人々の生活の思いがこめられ、デュエット風の曲には恋の淡い感情が歌われている。

平成15(2003)年台湾国内のコンクールで優勝して以来、平成21(2009)年より上海、ヨーロッパ各国、ニューヨークなどでも演奏。平成23(2011)年7月初のCDを発表した。児童たちは「歌うことを通して結束を高め、苦境を乗り切ることが出来た」と語っている。

【台湾赤十字組織からの支援による復興支援事業】

日本赤十字社は、世界中の赤十字・赤新月社を通じて寄せられた「海外救援金」530億円を財源に、医療、福祉、教育、生活再建といったさまざまな分野での復興支援事業を行っています。

台湾赤十字組織は、上記復興支援事業に対して17億円の支援を行っているほか、以下の6つの地域では、約44億円の財源で日本赤十字社および各市町と連携した支援を行います。

岩手県
山田町 保育園・児童クラブの支援 …3億5,000万円
大槌町 住宅・集会場の建設 …11億3,750万円
宮城県
南三陸町 被災医療・福祉施設の再建 …20億円
気仙沼市 市民福祉センターの建設 …6億円
福島県
新地町 高齢者共同住宅の建設 …3億円
相馬市 災害公営住宅の建設 …1億円
合計総額:44億8,750万円

■本件に関するお問い合わせ先
日本赤十字社 企画広報室 辻田・杉山
TEL / 03-3437-7071 携帯 / 090-7820-2186(当日連絡先)