看護師による南スーダン報告会(12月13日)読み書きのできない看護師に伝える

日本赤十字社は、独立間もない南スーダンで約4カ月間、医療支援を行ってきた小川里美看護師の報告会を開催します。

約20年間続いた内戦を終結させ、2011年7月に独立を果たした南スーダン。1983年から2005年には多くのいのちが奪われ、数百万人の住民が難民となり、農地やインフラも荒廃しました。

小川看護師は、紛争下での支援を行う赤十字国際委員会(ICRC)の要請を受け、南北スーダンの国境付近マラカルにて、病院の運営、衛生管理など看護全般を支援してきました。未だ部族間の小競り合いが絶えない中、大量の怪我人が発生した際に緊急出動する「外科巡回診療チーム」の一員として、野外での医療活動にも従事しました。

「長期にわたる内戦の影響で十分な教育を受けられず、読み書きができない看護師さんもいて、そんな時には絵を書いて説明しました。彼女たちが“いのちから目をそらさずに、不必要な苦痛を和らげる”看護に臨む基本的な気持ちは失っていないところが、私にとって支えになりました」と活動を振り返る小川看護師。

パキスタン、アフガニスタンなど多くの紛争地でも活動してきた小川看護師は、スーダンへは今回を含め4回の派遣歴があり2012年1月から再び同地に派遣される予定です。新しい国として立ち上がった南スーダンの現状、国内外の災害・紛争現場で活躍する日赤看護師をぜひこの機会にご取材ください。

◆南スーダン報告会

日時:2011年12月13日(火)14時~15時

場所:日本赤十字社 本社 3F 303会議室(東京都港区芝大門1-1-3

※お手数ですがご取材いただける場合、下記お問い合わせ先まで事前にお申し込みをお願いします。個別取材も可能です。

◆報告者プロフィール

小川里美(京都第二赤十字病院・看護師長):大阪生まれ。1992年にケニア北西部のロキチョキオにICRCが開設していたスーダン紛争犠牲者のための病院へ、初めて派遣される。以後、97・01・07年スーダン、99年トルコ地震、02年リベリア、04年アフガニスタンなどへの派遣経験を持つ。東日本大震災でも石巻赤十字病院へ派遣される。11年健康科学博士号取得。

◆ 本件に関するお問い合わせ
日本赤十字社 企画広報室 松本・鈴木 TEL 03-3437-7071/携帯090-7820-2173