モルディブ赤新月社 誕生~187番目の国際赤十字・赤新月社に~

モルディブに11月、国際赤十字の仲間となる「モルディブ赤新月社」が正式に誕生しました。11月9日に開かれた赤十字国際委員会(ICRC)総会で正式な「社」として承認され(注)、11月23日の国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)総会で187番目の赤十字・赤新月社としてIFRCに迎え入れられました。

IFRC総会で壇上に上り、挨拶をするモルディブ赤新月社のシャヒーグ社長

IFRC総会で壇上に上り、挨拶をするモルディブ赤新月社のシャヒーグ社長

赤十字・赤新月社として承認されるには「一つの国に一つの社であること」、また、「その国がジュネーブ条約締約国であること」など、必要条件があります。モルディブ赤新月社はこうした条件を満たすために、数年にわたり、設立準備を進めてきました。

モルディブはダイビングスポットとしても人気の高い観光地である一方、地球温暖化による海面上昇で水没の危機にさらされています。また、2004年のスマトラ島沖地震の際にはインド洋で発生した大きな津波がモルディブを襲い、死者60人を含む27,000人以上が被災しました。こうした背景から、モルディブ赤新月社創設の機運が高まりました。

モルディブ赤新月社初の社長に就任したイブラヒム・シャヒーグ(Ibrahim Shafeeg)氏は、「国の災害救護機関として、モルディブ政府と連携して防災と災害対応に全力を尽くしていく。津波災害の復興はまだ終わっておらず、今後は、防災教育に力を入れていきたい。また、感染率の高いデング熱への対応は喫緊の課題。加えて、地域の人々を対象にした救急法の普及、青少年赤十字の活動、赤十字思想の普及など、やるべきことはたくさんある」と意気込みを語りました。

(注) 国際赤十字の「社」としての承認手続きを行うのはICRC。IFRCは各国の赤十字・赤新月社の国際的連合体で、各国赤十字の支援や調整などを行う。

■ 本件に関するお問合せ先
日本赤十字社 企画広報室 鈴木 松本
Tel:03-3437-7071
Email:koho@jrc.or.jp