独立間もない南スーダン・マラカル病院へ看護師を派遣しました

日本赤十字社は、赤十字国際委員会(ICRC)の要請に応え、南スーダン・マラカル病院へ看護師を派遣しました。

今回で4回目になるスーダンでの活動に向け小川看護師は、「南部スーダンの独立は成立したもののまだ国境付近は不安定な状態。スーダンは私が初めて国際協力の仕事に携わった国で、紛争中、紛争後を見てきました。問題はたくさんありますが、衛生状態の改善など看護師にできることで変えられる点もあります。患者さんや地域の方にとってどうすれば少しでも良い状況になるかを考え、次につながる仕事をしたいと思います。」と抱負を語りました。

本日成田空港を出発した小川看護師は、14日にスーダンに到着します。

外科チームの一員として、ダルフールで手術にあたる小川看護師。前回派遣時の2007年撮影

外科チームの一員として、ダルフールで手術にあたる小川看護師。前回派遣時の2007年撮影

約20年間続いた内戦を終結させ7月に南部が独立したスーダンで、ICRCは1978年より人道支援を行っています。スーダン人民解放軍や部族間の争いでは、多くのいのちが失われ、数万人の住民が難民となり、農地やインフラも荒廃しました。ICRCは現在、紛争で負傷した人のリハビリや離散家族の再会を支援し、住民が自立した生計を営めるよう生活必需品や農具、種子を配付。また、給水や保健医療などのサービスも提供し、国際人道法の普及も行っています。今後は、南スーダンの独立に伴い発足した「南スーダン赤十字社」と連携して現地の人道ニーズに応えていく予定です。

今回派遣される小川里美看護師は、ICRCが支援するマラカル病院にて病院の運営、衛生管理など看護全般を支援します。同病院はトラウマを抱える患者や、武器・交通事故による負傷者を受け入れ、大量の怪我人が発生した場合には、広範囲に緊急出動する外科巡回診療チームを擁します。小川看護師は同チームにも加わり、24時間出動態勢を整える任務も負います。

スーダンにこれまでも3回派遣され、パキスタン、アフガニスタンなど多くの紛争地でも活動してきた小川看護師。東日本大震災の被災地でも救援にあたるなど、国内外の災害・紛争現場で活躍する日赤看護師をぜひこの機会にご取材ください。

■ 今回派遣される看護師
小川里美:京都第二赤十字病院 看護師長
派遣期間:2011年8月11日~11月13日(予定)

■ 本件に関するお問い合わせ
日本赤十字社 企画広報室 松本・鈴木
TEL 03-3437-7071