南部スーダンの独立に伴い、「南スーダン赤十字社」が活動を開始

2011年7月9日、南部スーダンの独立に伴い、「南スーダン赤十字社」が新たに組織されました。1国1社の原則を持ち、人間のいのちと健康、尊厳を守る赤十字社は政府の補完的役割を担います。これまでスーダンには「スーダン赤新月社※」があり、南部スーダンの独立に向けて、スーダン赤月新社の職員やボランティアは新しい組織作りのために準備をしてきました。

(※イスラム教圏での赤十字の意味。南部スーダンにはキリスト教徒が多いため赤十字社となりました。)

南スーダン赤十字社は本社を首都のジュバに置き、全国に10の支部を設置、災害時の緊急救援、応急手当の普及、保健衛生サービス、給水衛生サービスの提供を行います。南スーダン赤十字社の初仕事は、7月9日の独立記念式典における救護所の設置となりました。

スーダンでは1982年から2005年まで続いた内戦で約200万人が殺害され、400万人が家を失いました。また、2010年に食糧支援を必要とした人々は500万人に上りました。日本赤十字社では長い紛争の影響、干ばつや洪水といった厳しい環境下にあるスーダンの人々を支援するため、毎年約3,000万円の資金援助を行っています。また、紛争下で戦傷外科支援を行う赤十字国際委員会(ICRC)からの要請に応え、これまで12名の日赤職員をダルフールやジュバへ派遣しており、来月8月にも看護師1人が派遣される予定です。

南スーダン赤十字社はスーダン赤新月社と連携しながら、「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」の7原則に基づき活動を広げていきます。(www.southsudanredcross.org

なお、南スーダン赤十字社は2011年11月ジュネーヴで行われる赤十字国際会議にて正式に承認される予定です。

■ 本件に関するお問い合わせ
日本赤十字社 企画広報室 松本・鈴木
TEL:03-3437-7071/FAX:03-3432-5507