海外救援金による支援 宮城県に374台の「介護用ベッド」を寄贈

日本赤十字社は、東日本大震災で被災された3県内の高齢者(福祉)施設へ「介護用ベッド」を寄贈する事業を6月13日より開始します。

被災地では、多くの高齢者(福祉)施設が津波で流されたほか地震で修理が必要となるなど、利用が不可能となっています。宮城県は3月末に県内の施設に対し、定員の1割を超える要介護者を受け入れる要請を行いました。

こうした状況を受け、日本赤十字社では定員を超えて要介護者を受け入れる施設へ「介護用ベッド」を寄贈します。最初の支援として6月13日13時30分より、宮城県気仙沼市の特別養護老人ホームにて、最初の10台が寄贈されます。

この「介護用ベッド」の寄贈事業は、日本赤十字社が行う本災害の救援・復興支援活動のために世界各国の赤十字社を通じて寄せられた「海外救援金」を財源としています。

■「介護用ベッド」事業

  1. ベッド:キャスター付き3モーターベッド、サイドレール、マットレスのセット
  2. 対象:岩手県、宮城県、福島県の高齢者(福祉)施設
  3. 日時:場所:平成23年6月13日(月)13時30分~

特別養護老人ホーム「恵潮苑」に10台を日本赤十字社から寄贈します。

住所:気仙沼市 東新城 2丁目2-3 当日連絡先:090-2677-0265(森本)
第1回寄贈を皮切りに、宮城県内の施設64カ所に374台のベッドをお届けします。

*国内で多くの皆さまからお寄せいただいた「義援金」は本事業に充てられません。義援金は全額が被災県に設置された「義援金配分委員会」で定められる基準により各市町村を通じて、被災された方々に届けられています。

■本件に関するお問い合わせ先
・日本赤十字社 企画広報室 松本・杉山
TEL / 03-3437-7071

介護用ベッド事業

介護用ベッド事業

(ご参考)

■介護の現場から

日本赤十字社では、被災地で高齢者のケアを支援するために、4月14日~5月13日に岩手県陸前高田市へ介護チーム32名を派遣しました。現在、第2次チーム35名が5月31日~7月1日までの予定で、岩手県大槌町で活動しています。

施設の職員の方をサポートして介護サービスの質をアップ!「施設支援」
「私たちが介護施設へ支援に入ったのは、自らも被災され、避難所暮らし、ご家族を亡くされた方もいる職員の方々をサポートし、利用者さんへの介護サービスを充実させるためでした。東北のお年寄りは我慢強く、決して不平不満はおっしゃらなかったけれど、ある方は、震災前は介助を得てトイレに行かれていたのが、震災後はスタッフの手が不足し致し方なくおむつに切り替えたのが、嫌だとおっしゃっていました。そうせざるを得ないスタッフの方々も辛かったと思います」と語るのは、4月14日から23日まで陸前高田市に入った介護チームの一員の大橋看護師長です。

■日本赤十字社の復興支援事業(海外救援金を財源に)

日本赤十字社へ海外の赤十字社から寄せられた「海外救援金は」6月3日現在263億円となっており、総額300億円以上が寄せられる見込みです。救援金を活用し以下の事業を実施していきます。
下線部分は既に事業に着手し、被災地に届き始めています。

(1)医療インフラの応急復興支援(約50億円)
石巻赤十字病院を含む石巻市周辺の医療インフラが、本格復興するまでの間の応急復興支援

(2)被災者の生活再建支援(約225億円)

  • 避難所の環境整備事業(給水設備の設置空気清浄器などの整備など)
  • 応急仮設住宅への生活家電セット寄贈事業(建設が進められている仮設住宅9万世帯)
    (6月2日現在合計24,196世帯へお届け済み)
    ・福祉車両寄贈事業(要介護高齢者、障がい者等へのサービスなどへのアクセス手段の提供)
  • 介護用ベッド整備事業(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など)※6月13から開始する事業はこちらです。

(3)その他(25億円)

  • 救援物資の購入・補充(毛布、緊急セット、パーテーション等の購入補充、保管倉庫の設
    置など)
  • 医療救護班活動の充実(仮設診療所設備の更新など)