vol.12 国際舞台にデビュー

国際舞台にデビュー

1887年(明治20年)9月2日、日本赤十字社は赤十字国際委員会から国際赤十字の一員として正式に承認されました。

1877年(明治10年)に博愛社として活動を開始してから10年、1887年(明治20年)5月20日に社名を日本赤十字社と改称し、その前年に日本政府がジュネーブ条約に加入したことが、国際赤十字の一員になるために最低限必要な条件でした。

森鴎外の筆による赤十字国際会議記録

森鴎外の筆による赤十字国際会議記録
(左下に森林太郎と署名あり)

同じ年の9月にドイツ・カールスルーエで開催された第4回赤十字国際会議に、日本政府代表として陸軍軍医監石黒忠悳(ただのり)が、日本赤十字社代表として松平乗承(のりつぐ)が参加しました。このときに通訳を務めたのが、当時ドイツに留学中の陸軍一等軍医森林太郎(後の森鴎外)でした。