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お知らせ
宝塚歌劇「ソルフェリーノの夜明け」の公演のご案内&インタビュー(NEW)
10/02/22
赤十字思想が提唱されて150周年を記念して、赤十字の生みの親アンリー・デュナンの生涯を描いたミュージカル作品「ソルフェリーノの夜明け」がいよいよ2月から宝塚歌劇団雪組により上演されます。
作・演出は、これまで「ベルサイユのばら」「風と共に去りぬ」などの大ヒット作品を手がけてきた同歌劇団特別顧問の植田紳爾さん。凄惨な戦場のなかでデュナンが敵味方の区別なく人を救う行動に立ち上がる姿を感動的に描き、命の尊厳を訴えた作品です。
デュナンを演じるのは雪組トップスターの水夏希さん。相手役となる看護師のアンリエットを雪組トップ娘役の愛原実花さんが務めます。
公演は2本立てで、第2部はショー・グランデ「Carnevale 睡夢」が上演されます。
PR映像はこちらから
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/155/index.shtml
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●公演期間と会場
・2月5日(金)~3月8日(月) 宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)
・3月26日(金)~4月25日(日) 東京宝塚劇場(東京・日比谷)
●一般前売
・宝塚大劇場 1月9日(土)~
・東京宝塚劇場 2月21日(日)~
詳細はホームページ
http://kageki.hankyu.co.jp/で
●お申込・お問い合わせ
宝塚大劇場 電話0570‐00‐5100
東京宝塚劇場 電話03‐5251‐2001
インタビュー
宝塚歌劇団雪組トップスター 水 夏希さん
デュナンに一歩でも近づきたい
2月5日から公演が始まる宝塚歌劇団のミュージカル「ソルフェリーノの夜明け」で赤十字創始者アンリー・デュナンを演じる水夏希さん。「デュナンを演じることで自分自身の人間性を深めていきたい」と抱負を語ります。
舞台は19世紀半ばのイタリア・ソルフェリーノ。イタリア独立をめぐる戦争で繰り広げられた凄惨な戦いを目の当たりにしたデュナンが、敵味方の区別なく負傷者救護に立ち上がる姿を描きます。
「ロマンス的な展開がなく、華やかさとも無縁。宝塚にしてはめずらしい舞台です(笑い)。そうした作品だからこそ、目には見えないけれども、誰の心の中にもある人間愛を表現し、命の大切さや平和を考えるきっかけとなる舞台にしていきたいと思います」
1995年の阪神・淡路大震災。当時、歌劇団に入団して2年足らずだった水さんは、千葉の実家へ避難しました。その時の後悔が今も残っています。「逃げたくても逃げる所がない人、ここに残ってボランティアをしている人もいました。自分にも何かできることがあったのではと思うんです」
デュナンはこの「できること」を実践した人物。「人間愛や博愛の精神を言葉で語るのは簡単ですが、偽善っぽく聞こえてしまっては駄目。大勢の負傷者を前に一歩を踏み出した彼の信念や覚悟をどうリアリティーを持って表現するのか。本物のデュナンの気持ちに一歩でも近づきたい」と役になりきる決意を語ります。
実は、出身校の千葉県立千葉女子高等学校は青少年赤十字(JRC)の加盟校です。若い後輩世代へのメッセージとして、「私たちが宝塚の舞台で頑張ることができるのは、“楽しい”と喜んでくださるファンの方がいればこそ。それと同じように、誰かに喜んでもらえることを自らの喜びとできるような道を、それぞれが目指してほしいですね」と語ってくれました。
インタビュー 宝塚歌劇団特別顧問 植田紳爾さん(作・演出)
若い世代に伝えたい
命の尊厳と助け合いの心
作品を構想するためにデュナンのさまざまな資料を読むなかで感じたのは、「これは逃げるわけにはいかない」という思いでした。
宝塚歌劇は、愛やロマン溢れる舞台でファンの皆さんの支持をいただいています。ですから、デュナンを描くにあたっても当初は、“前半はフィクションで味付けを”と考えていました。しかし、今回はそれをやめました。彼が戦場で見たこと、感じたことを正面から描こうと腹をくくり、宝塚として新しい挑戦をしようと決断したのです。
私は太平洋戦争中、空襲で神戸の実家を失い、疎開先の福井でも空襲にあいました。焼夷弾で焼かれた死体の臭い、福井城のお堀に浮かんだたくさんの死体、それをスコップで片づけた体験。そんな経験があるから、デュナンが見た戦場の様子がイメージできるんですね。
ソルフェリーノの丘での体験から彼がどのように赤十字思想を生み出したのか。宝塚は裸になってデュナンに近づき、これまでにない舞台を作り上げようとしています。
私は、特に若い世代の方にこの作品を観てほしい。そして、世界ではまだ戦争が続き大勢の人が苦しんでいること、この苦しみを世界からなくすため、何をしなければならないかを考えるきっかけになればと願っています。
「ソルフェリーノの夜明け」-アンリー・デュナンの生涯-
ストーリー紹介
舞台は1859年、イタリア・ロンバルディア地方のソルフェリーノ。イタリア独立をめぐり、イタリア、フランス連合軍とオーストリア軍との間で激しい戦闘が繰り広げられていました。
野戦病院となった教会には戦死者や負傷者が運びこまれ、医師エクトールや看護師アンリエットが懸命な看病をしています。しかし、敵であるオーストリア兵たちは広場に放置され、死を待つばかりでした。
その凄惨なありさまに異を唱えたのがアンリー・デュナンでした。「兵士である前に同じ人間だ」と治療を訴えたのです。エクトールは賛意を示し、手当てに協力しますが、オーストリア軍に両親を殺されたアンリエットをはじめ大勢は「敵を治療する必要はない」と拒否します。
デュナンやエクトールと対立するアンリエットたち。デュナンは「人間はいつになったら、争いの愚かさが分かるのだ!」と悩みます。
そんなある夜、捕虜のオーストリア少年兵が、故郷を思いながら吹いたハーモニカの音色が野戦病院に響きます‐‐。