赤血球製剤


品名	貯法	有効期間	効能又は効果
（照射）赤血球液-LR「日赤」	2～6℃	採血後28日間	血中赤血球不足又はその機能廃絶に適する
（照射）洗浄赤血球液-LR「日赤」		製造後48時間	貧血症又は血漿成分などによる副作用を避ける場合の輸血に用いる
（照射）解凍赤血球液-LR「日赤」		製造後4日間	貧血又は赤血球の機能低下に用いる
（照射）合成血液-LR「日赤」		製造後48時間	ABO血液型不適合による新生児溶血性疾患に用いる

用法及び用量

ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注します。

Hb値上昇予測値(g/dL)	＝	投与Hb量(g)
		循環血液量(dL)

循環血液量：70mL/kg

循環血液量(dL)＝70(mL)×体重(kg)×10^-2

体重と赤血球バッグを指定すると、予測上昇Hb値（g/dL）を計算します。

（照射）赤血球液（（lr-）RBC-LR）投与時の予測上昇Hb値

※RCC-LR-1のHb量＝26.5g／1本（日本赤十字社社内資料）で計算

製剤ラベルは、ABO血液型によって、色が分けられています。（A型：黄色、O型：空色、B型：白色、AB型：桃色）
また、輸血用血液製剤には血液型、製造番号、採血（製造）年月日、最終有効年月日等のバーコードが印刷されています。

輸血を実施するにあたっては、患者またはそのご家族に十分な説明を行い、理解を得ること（インフォームド・コンセント）が法律で求められています。

輸血用血液製剤には、血液凝固の抑制や血液成分の機能を維持するために保存液が含まれています。
輸血用血液製剤に含まれる血液保存液の組成については、添付文書に記載されています。