ページ内を移動するためのリンクです。



ホームページ > 国際活動TOP > ニュース一覧 > チリ地震(速報5)

ニュース

(速報5)チリ大地震 ~ 日赤チームの帰国報告会を開催 ~

10/03/25

 2月27日に発生したチリ大地震からおよそ1ヶ月が経ちました。日本赤十字社が派遣した基礎保健ERU※(緊急対応ユニット)の立ち上げを行った日赤チームは約2週間の活動を終えて3月24日に帰国、翌25日に帰国報告会(於 日赤本社)を開催しました。

被災したサン・ホセ病院は110床を有する

■被災病院への支援

 発災翌日にチリへ向かった日赤職員の粉川直樹(本社国際部参事)からの報告によると、マグニチュード8.8という巨大地震の被害はチリ中部の海岸線上の広範囲にわたっていました。
 国際赤十字は救援活動の他、チリ政府からの要請により、主に医療機関の支援を行っています。日赤は、被災した医療機関のひとつであるマウレ州パラル市にあるサン・ホセ病院を支援することとなりました。築85年の病院は、幾度もの震災被害から免れていましたが、今回の地震には耐えることができず、入院病棟が全壊してしまいました。

入院病棟となるテント10張の周りには、トイレやシャワーが設置され、水道・発電設備も完備している

■現地の人々と共に築きあげた入院病棟

 日赤が行う支援の目的は、被災者への直接的な医療活動ではなく、被災したサン・ホセ病院の入院病棟機能を補填するものです。「早急に病院の入院機能を回復させたい」という同病院の要望に応じて、日赤は大型テント、発電機、照明器具、ベッド、外科・内科診療・母子保健に必要な医療器具(約10.3t)と医薬品(1t)などを現地へ輸送し、病院スタッフと日赤チームが協働してテント

入院病棟となるテント10張の周りには、トイレやシャワーが設置され、水道・発電設備も完備している

の立ち上げや医薬品の整理を行いました。





(写真上・左)入院病棟となるテント10張の周りには、トイレやシャワーが設置され、水道・発電設備も完備している

病院スタッフと医薬品の整理方法について話し合う

■被災地に暮らす人との絆

 幸いなことに病院スタッフに負傷者はおらず、震災後も全員が病院機能の回復に向けて活動を継続していました。しかしながら、被災した職場で連日作業を続けることによる心身的な負担は少なくありません。遠い外国から来た日赤チームが病院スタッフと何気ない会話を交えながら共に作業を行うことは、彼らの疲労感や余震に対する恐怖感を拭うよいきっかけとなりました。
 ある日、日赤チームが病院の敷地でテントを組み立てていると、地元の子どもたちが近づいてきて、何をしているのかと尋ねました。入院用のテントを立てていると説明すると、翌日、その子どもたちが水やお菓子を差し入れしに来てくれるというほほえましいエピソードもありました。

(写真上)病院スタッフと医薬品の整理方法について話し合う苫米地看護師

設営したテントの前にチリ+日本チームが集合







(写真左)設営したテントの前にチリと日赤チームが集合

■今後の復興に向けて

 今回の地震・津波被害により200万人が被災したと言われており、その多くは農業や漁業で生計を立てていました。国際赤十字は3月10日に緊急アピール額をおよそ11億2,000万円(1,300万スイスフラン)に増額すると発表し、今後1年間で救援物資の配付や仮設住居の支援のほか、予防のための地域保健事業、生計再建事業、災害対策事業を行っていきます。


※緊急対応ユニット(ERU)について
 緊急対応ユニット(Emergency Response Unit:ERU)は、緊急事態や大規模災害発生時に必要とされるサービス提供のために各国赤十字・赤新月社が整備している訓練された専門家チーム及び資機材の総称です。現在、16カ国で10種類42基のERUが整備されており、緊急時には、国際赤十字・赤新月社連盟の調整の下、これらのERUが集まり総合的な救援活動を行います。

ページTOPへ
  1. よくあるご質問
  2. 出版物・グッズ
  3. リンク集
  4. 情報公開案内
  5. プライバシーポリシー
  6. リンクについて
  7. サイトマップ
  8. 入札・契約情報
  9. お問い合わせ