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(速報4) チリ大地震 ~ 基礎保健ERU(緊急対応ユニット)を派遣 ~

10/03/08

3月6日に成田空港を出発した事務管理要員(左:長島、

 日本赤十字社は、国際赤十字・赤新月社連盟(国際赤十字)からの要請を受け、チリ大地震の被災地に向けて基礎保健ERU※(緊急対応ユニット)の派遣を決定しました。医療チームの派遣に先立ち、日本から輸送する医療資機材(10.3t)の受け入れ準備のために事務管理業務および通訳を担う職員2名を先遣隊として3月6日に派遣しました。


<写真>
3月6日に成田空港を出発した事務管理要員(左:長島、右:新野)

成田空港から輸送される資機材には医療器具だけでなく、浄水器や暖房機、簡易トイレ・シャワーも含まれている

■被災地の医療支援に向けて

 先遣隊より一足早く、3月2日に現地入りしている日赤職員(国際部参事、粉川直樹)は現在、震源から90キロあまりのコンセプシオンを始め、いくつかの被災地を視察しながら、今後の医療支援ニーズの調査を行っています。
 同じく国際赤十字からの要請を受けて出動したスペイン赤十字社の基礎保健ERUは、クリコ近郊のウアラニェに診療所を立ち上げ、チリ赤十字社の保健専門家やボランティアと連携しながら医療支援やこころのケアといった活動を展開していきます。
 国連の報告によると、今回の地震や津波の被害があった地域には130の医療機関がありますが、そのうち11カ所は全く機能しておらず、15カ所は一部しか機能していないことが判明しています。これはおよそ4,000床を失ったことを意味し、特にマウレ州での医療支援ニーズが増しています。各国政府の支援により、仮設病院が被災地に設置されるなど、医療支援が行われていますが、すべてを賄うまでには至っていません。
 先遣隊の2名は3月8日に首都サンティアゴに到着し、粉川や国際赤十字の職員と連絡を取りつつ、日赤の基礎保健ERUの活動場所について調整を行っています。

<写真>
成田空港から輸送される資機材には医療器具だけでなく、浄水器や暖房機、簡易トイレ・シャワーも含まれている

■医療チームを追加派遣

 先遣隊に続き、3月11日には医師、看護師からなる医療チーム5名を派遣し、翌12日には医療資機材と共に現地入りする予定です。
 医療チームの構成は次のとおりです。

(1)宮田 昭   チームリーダー・医師 (熊本赤十字病院)
(2)苫米地則子  看護師   (日本赤十字医療センター)
(3)石本 健太  技術 (熊本赤十字病院)
(4)谷口 忠芳  技術 (熊本赤十字病院)
(5)田中 嘉一  技術 (日赤熊本県支部)
 ※カナダ赤十字社から医師、看護師各1名が現地で合流予定

※緊急対応ユニット(ERU)について
 緊急対応ユニット(Emergency Response Unit:ERU)は、緊急事態や大規模災害発生時に必要とされるサービス提供のために各国赤十字・赤新月社が整備している訓練された専門家チーム及び資機材の総称です。現在、16カ国で10種類42基のERUが整備されており、緊急時には、国際赤十字・赤新月社連盟の調整の下、これらのERUが集まり総合的な救援活動を行います。

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