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(速報)チリでM8.8の地震:日赤職員を現地に緊急派遣
10/02/28
2010年2月27日、現地時間午前3時34分(日本時間午後3時34分)頃、南米チリ共和国でマグニチュード8.8の大地震が発生しました。
震源は、首都サンティアゴから南西に約350キロ、チリ第2の都市コンセプシオンから約90キロ北東に位置するマウレ市付近で、震源の深さはおよそ35キロ。その後もマグニチュード5.5~6.5の強い余震も観測されています。太平洋岸のタルカワノに高さ2.34メートルの津波が到達したほか、日本を含む太平洋沿岸諸国でも津波が観測されました。
(写真:震源から約90キロ離れているコンセプシオンでも高速道路が倒壊するなど深刻な被害が報告されている。REUTERS/Jose Luis Saavedra courtesy of REUTERS Alertnet )
チリ政府によると、現時点で報告されている被害は死者300人以上、行方不明者は15人、被災者は200万人以上と推定されています。サンティアゴなどの都市で病院や家屋などの建物の損壊が確認されているほか、被災地には150万戸以上の家屋があり、深刻な被害を受けた可能性があります。また、水道、電気、電話などのライフラインも寸断されており、被災地との通信が困難になっています。この事態を受け、チリ政府は非常事態に相当する災害宣言を発令しました。
■ 赤十字による救援活動
チリ赤十字社は、震災直後から職員、ボランティアを動員し、チリ政府との密接な連携のもと、対応に当たっています。また、サンティア
ゴの本社では被災状況の確認を行うため、被害が大きいと推定されているビオビオ、マウレの各州にある43支部との連絡を試みています。
国際赤十字は、チリ赤十字社の緊急救援活動を支援するために、30万スイスフラン(約2,480万円)の資金援助を決定しました。また、中米パナマにある国際赤十字の地域事務所には緊急対策室が設置され、スタッフが派遣に備えてスタンバイしているほか、国連機関とも調整を行い、被災状況の確認を行っています。
■ 日本赤十字社の対応
日本赤十字社では、現地での救援活動を支援するため、200万円の資金援助を行うことを決定しました。また、国際赤十字の事務局(ジュネーブ)やパナマにある地域事務所とも連絡を密にとり、現地の被災状況を収集すると共に、追加支援の要請があれば迅速に対応できるよう準備をしています。
また、被害状況の調査と関係団体との調整のため、28日夜に職員1名(粉川 直樹)を被災地に派遣します。