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(速報10)ハイチ大地震 急がれる住環境改善に向けての支援

10/02/03

ポルトープランスには被災者が集まって設置された避難キャンプが至る所に存在する

ハイチ大地震の被災により100万人が家の倒壊のため、住む場所を失ったと考えられています。その多くは、公園や空き地などにありあわせの材料で作った住居を設置しての避難生活を余儀なくされています。被災者が集まって設置した住居で形成された仮設の避難キャンプは首都ポルトープランス近辺で500以上。早急な支援が必要とされています。

(写真上)ポルトープランスには被災者が集まって設置された避難キャンプが至る所に存在する©Talia Frenkel/ American Red Cross.

■2月中旬にも豪雨の恐れ

避難キャンプに住むイブリン・ジョセフさん

「いつ雨期が始まるのか、とても心配しています。私の家は地震で壊れてしまって、すべてを失いました。」と首都ポルトープランス郊外のカルフールの避難キャンプで生活するイブリン・ジョセフさんは語ります。ハイチでは例年、雨期は4月から5月に始まりますが、今年は2月中旬の豪雨も懸念されています。ハイチでは2008年、2009年にもハリケーンによる洪水が発生しており、多くの人々が被災しました。「倒壊してしまった家の再建の見通しも立ちません。せめて仮設住居を設置するために何か支援を得ることはできるのでしょうか。」イブリンさんの懸念は避難キャンプで生活するすべての人々に共通しています。

 国際赤十字は、仮設住宅支援の一環として32メートルX2メートルのビニールシートを配付しています。支援にあたる国際赤十字スタッフは「もし今、激しい降雨があれば、被災者にとってさらに厳しい状況になることが容易に予想されます。そのため、当面の措置として、住んでいる場所をカバーできるサイズのビニールシートを配付しています。このサイズであれば囲いにして可能な限りプライバシーを守ることもできますし、雨が降ったとしても濡れずにすみます。」と語ります。
(写真上)避難キャンプに住むイブリン・ジョセフさん。彼女のように家を失った被災者は100万人にのぼる©Germinal Castillo/Spanish Red Cross

■被災した都市部から避難する被災者も

ポルトープランス市内の避難キャンプに住む少女。赤十字が提供する飲料水を受け取りに来た

 今回の地震では100万人の被災者が住む場所をなくし、住宅再建支援を必要としていると考えられています。政府によると、既に23万5,000人を超える人々が家族や友人を頼って地震の被害の大きい首都から地方に避難しました。

 国際赤十字の支援担当者は、「家を失った人々は、住める場所を探して地方に移動したり、避難キャンプに仮の住居を設置したり、倒壊した家の近所に滞在したり、と自分たちにとって最良の道を模索しています。
ポルトープランスの避難キャンプに住む被災者の環境整備は急務ですが、ポルトープランスから避難して生活しようとする人々への支援も必要とされています。」 と都市部以外への支援の重要性を実感しています。

 ポルトープランスでは、被災し損傷した住居のそばで生活を続ける人々も多くいます。国際赤十字の担当者は、「倒壊の恐れがある住居で生活を続けることは危険を伴いますが、家具の整理や食事の用意をするためには、仕方がないのが現状です。彼らの多くは、近所の被災者同士が助け合いながら、慣れ親しんだ土地にこのまま住み続けることを望んでいます。」と話します。
(写真上)ポルトープランス市内の避難キャンプに住む少女。赤十字が提供する飲料水を受け取りに来た©Talia Frenkel/American Red Cross.

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