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スマトラ島沖地震・津波災害から5年(その2)

09/12/25

 2004年12月26日に発生し、未曾有の被害をもたらしたスマトラ島沖地震・津波から明日で5年。この災害で22万人もの尊い命が奪われました。日本赤十字社はこの5年間、インドネシアおよびスリランカを対象に、被災地の人々の命と健康を守り、防災を進めるため、医療支援や救援物資の提供にとどまらないさまざまな復興支援事業を展開しました。緊急救援がひと段落し、各支援団体が被災地から撤退していく中、被災地の人々の生活は依然困難に直面していました。そのため日赤は緊急救援から復興支援まで切れ目なく一体的に取り組むことで、効果的かつ効率的に被災者を支援してきました。具体的には、災害で失われたモノや機能を回復するために、住宅や医療機関の再建を行ったほか、保健衛生知識の普及やマングローブ植林による防災活動、生計支援、医療従事者やボランティアの災害対応能力向上など、災害に対してより「強い」コミュニティを作るための知識や技術の支援を実施しました。

 一方、世界の赤十字全体には2,800億円もの救援金が寄せられ、この災害で最も影響を受けた4カ国(インドネシア、スリランカ、タイ、モルディブ)を中心に、のべ500万人への復興支援を行ってきました。約6万戸の住宅が被災者へ供与され、172校の学校、363カ所の病院、診療所施設を再建しました。また、約70万人の人々がより安全な水を手に入れられるようになったほか、110万人の住民が保健や衛生の知識を学び、約40万人の村民が災害管理トレーニングを受けました。赤十字は世界的なネットワークを有し、災害にかかる支援団体として実績を有していたために、多額の救援金が各国から寄せられました。また、被災国赤十字社が従来から有していた地元での草の根のネットワークを使って復興支援事業を実施することができたことが、このような大規模な支援結果をもたらす結果となりました。

 この5年間に及ぶ復興支援の取り組みは、日本赤十字社にとって過去最大の国際協力事業でした。甚大なあの災害から5年。被災地が本当に望む支援とは何かをしっかりと見据え、被災者と語り合い、真のニーズを汲み取り具現化する。被災者とともに歩むことで、日赤自身もさまざまなことを学びました。今後、同様の災害が発生した際、日本赤十字社はこれまで蓄積した経験をもとに、より効果的で迅速な復興支援を実施します。

 なお、日本赤十字社ではこれまでの5年間を振り返り、下記特設ウェブサイトを作りました。また国際赤十字・赤新月社連盟も、津波を生き延びた人々による希望の物語として特設ウェブサイトを作成いたしましたので、ぜひご覧ください。

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スマトラ島沖地震・津波復興支援事業 特設ウェブサイトのご案内

●日本赤十字社スマトラ島沖地震・津波復興支援 特設ウェブサイト「5年間の軌跡」
  http://www.sumatra.jp/index.html

●国際赤十字・赤新月社連盟 「津波を乗り越えて:希望の物語」(日本語字幕つき)
  http://tsunami.trust.org/jp/

(スマトラ島沖地震・津波災害救援・復興支援事業収支報告)

(スマトラ島沖地震・津波災害救援・復興支援事業一覧)

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