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カーボヴェルデ:デング熱大流行、エルサルバドル:洪水
09/11/13
■西アフリカ カーボヴェルデ:デング熱大流行
~西アフリカ地域 最大の流行~
アフリカ大陸の大西洋沖に位置するカーボヴェルデ共和国では、今年9月に国内で初めてとなるデング熱の感染例が確認されて以来、10月下旬から11月上旬にかけて感染が急激に拡大し、西アフリカ地域における過去最大の流行となっています。
11月12日時点で、ブラバ、フォゴ、マイオ、サンティアゴの4島で3,000人を超える感染例を確認、6人がすでに死亡し、109人が重症となっており、さらに1万3,000人の感染が疑われています。現在でも毎日約700~800人が新たにデング熱に感染しており、早急な対応が迫られています。
これに対してカーボヴェルデ政府は閣僚委員会を設置し、状況の把握に努めるとともに、治療や予防などの対策活動を行っています。
■デング熱とは
デング熱はウィルスを保有している蚊に刺されることによって感染します。主な症状として発熱、頭痛、関節痛などがあります。予防薬やワクチンはなく、発症後は対症療法だけで特別な治療はありません。ほとんどが軽症ですむことが多いですが、まれにデング出血熱、デングショック症候群という重症な疾患になり、治療が遅れた場合、死に至ることがあります。熱帯・亜熱帯地域、主にアジアや太平洋諸島などに広く見られる感染症ですが、アフリカにも広まりつつあります。
■赤十字による救援活動
カーボヴェルデ赤十字社は同国保健省、国際赤十字や関連機関と協力して今回の流行に対応しています。同社はデング熱患者に対して治療を行うと同時に、首都プライアでは感染源である蚊の発生を抑えるためボランティア100人を通じて地域の清掃活動を始めました。
カーボヴェルデでは初めてのデング熱の流行であり、住民にはデング熱に関する知識がまったくありません。今後のさらなる流行を防ぐために感染予防活動の拡大が必要です。数日中に450人のボランティアを動員し、まだ感染が確認されていない5島も含む9島で1万5,000世帯、7万5,000人を対象にデング熱の症状や感染経路に関する啓発、および地域の清掃活動を行う予定です。また、保健省と連携して各地の病院への蚊帳の配布も実施します。
■中米 エルサルバドル:ハリケーンによる洪水被害
中米エルサルバドルでは11月7日に通過したハリケーン(Hurricane Ida)の影響による集中豪雨で洪水や土砂崩れが起き、11月11日時点で死者157人、行方不明者58人、家屋200棟が倒壊という深刻な被害が出ています。更に、この災害により道路や橋などが損壊し、現在も約1万4,000人が避難所での生活を余儀なくされています(エルサルバドル政府発表)。
■赤十字による救援活動
エルサルバドル赤十字社は、国際赤十字と協力して行方不明者の捜索・救援を行っているほか、被災者に対する支援を行っています。
合計500名のボランティアを通じて最も深刻な被害を受けた1,500世帯を対象に毛布7,500枚、衛生用品や台所用品セットを配布しているほか、11月9日より仮設住宅で避難生活を送る住民へ赤十字のボランティアによる食料配布や、エルサルバドル大学と連携しての被災者に対するこころのケアも始めました。また、各地の被災者にとって優先順位の高い衛生的な飲料水を確保するために、浄水装置の設置準備を進めています。
日本赤十字社では、国際赤十字と緊密に連絡を取りながら、支援要請があれば迅速に対応できるよう準備しています。
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洪水で流された瓦礫を片付ける住民
(Juan Carlos Villafranco/REUTERS/courtesy.alertnet.org)