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日赤支援の「博愛小学校」が続々完成!

09/10/09

 日本赤十字社は現在、被災した3つの省(四川省、甘粛省、陝西省)で合計20校の小中学校を再建しています。この中には、地震から一年以上たっても再建の目処がたっていなかったために、日赤が追加で支援を決定した場所もあり、これらは地元の期待を一身に受けて、間もなく工事が始まろうとしています。
 一方、早くから再建支援をしている地域の中でも、一早く工事が進んでいる陝西省では、続々と新校舎が完成し始めています。

 本号では、日赤の位坂現地駐在員が、陝西省漢中市城固県にて、完成した学校の新しい看板のお披露目式に参加した際に寄せられた、喜びの声をお届けします。

■「博愛小学校」が続々完成!
 「地震の際、校舎が崩れてクラスメートの何人かがけがをし、みんなで助けながら涙を流した経験も、農家の納屋で寒さに震えながら勉強した思い出も今は本当に過去になりました」 3年生の王 瑋琳(ワン・ウェイリン)さん

 9月中旬、赤十字による再建を意味する「博愛」という文字が学校名に加えられた「謝何(しゃか)博愛小学校」の新校舎で、新しい学校名とその看板のお披露目式が行われました。

 式典は生徒や地元住民も見守る中、盛況な雰囲気の中執り行われました。中国紅十字会(中国の赤十字社)の赤十字マークの下に朱文字で「謝何博愛小学校」と大書された新校名の看板が出現すると、児童たちの歓呼と拍手が村内に響きわたりました。下段には「日赤による再建支援」を意味する中国語も刻まれています。

 「私たちの学校は日本の皆さんの博愛を受けて、今日、新しく生まれ変わりました。これからは私たちがこの看板に恥じないよう赤十字の博愛精神を広めていきます」と6年生の黎 夢(リー・モン)さんは想いを語ります。

■清潔で明るい、新学生宿舎
 城固県では9月から10月にかけ、再建中だった学校や病院が続々と完成しています。学生宿舎が完成した五郎廟中学校でもピカピカのタイル壁に「博愛宿舎棟」の銘版が掲げられました。震災後に学生宿舎が使えなくなり、遠方からの通学を余儀なくされた生徒たちも、これからは真新しい安全な宿舎で勉強に専念できます。

 学生宿舎に入居する生徒の一人は「今までずっと学校近くに住む友達がうらやましかったけど、今はその友達が清潔で明るい宿舎で暮らせる私たちをうらやましがっています」と喜びを隠しきれない様子でした。

■赴任してから1年
 一方、同じく陝西省内で日赤が支援をする安康市漢陰県の学校や病院の再建工事も9月にスタート。復興への槌音は被災地各地に響いています。

 復興支援のために震災被災地へ赴任してから1年、再建事業が一つまた一つと結実。それが被災者の生活改善に寄与し、また心の支えにもなっているのは嬉しいことです。同時にその成果が日中友好の新たな絆となって更に広がっていくよう今後も事業の確実な進展を目指していきます。

                       日本赤十字社 中国大地震復興支援事業
                       四川省成都駐在 位坂 和隆

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