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(速報)フィリピン台風被害 ~43万人以上が被災~
09/09/28
フィリピンの首都マニラや周辺地域を襲った台風16号(Typhoon Ketsana)に伴い、約40年来の記録的豪雨により大規模な洪水被害が発生、死者86人、行方不明者32人、避難者11万5,900人、被災者数は総計43万5,600人にのぼっています(9月28日フィリピン政府当局発表)。水位が低下しつつあるなか、軍や警察、民間ボランティアによって捜索救助活動が行われていますが、現在のマニラ市内の被害の全体像は判明しておらず、なお救助を待つ住民もいると見られています。
台風は、風速85キロメートルの暴風を伴い、9月26日午前11時にアウロラ州およびケソン市に上陸し、同日の降雨量は9時間で410ミリメートルを記録、それまでの1ヶ月間の降雨量を上回りました。
同国政府は26日午後、マニラ首都圏などに「国家災害状態」を宣言しています。
この台風は、現在南シナ海に抜け、ベトナムへと進路をとっています。
■赤十字による救援活動
フィリピン赤十字社(フィリピン赤)は即座に、マニラ首都圏の特に被害の大きい地域に21の水害捜索・救助チームを派遣し、28日現在、400人の住民を救助し、さらに救出作業を続けています。
また、130箇所の避難所を立ち上げ、75,000人の住民を収容しています。
さらに、アセスメントチームを派遣し、適切な救援活動の実施には欠かせない被害状況の全体像把握に努めています。
住民の救助にあたるフィリピン赤十字社の捜索・救助チーム
©フィリピン赤十字社
フィリピン赤は、8月に来襲した台風を含め、ここ数ヶ月間大雨・洪水による被害者の救援のために多くのボランティアを動員。捜索・救助活動、負傷者への救急処置、食料などの救援物資の配付といった活動をしてきました。今回の深刻な台風被害に対して、さらに救援活動を強化しているところです。
■日本赤十字社の対応
日本赤十字社では、フィリピン赤及び、マニラにある国際赤十字事務所と緊密に連絡をとり、被害状況の確認をしているところです。
現段階では、フィリピン赤は国際赤十字を通じた国際的な支援要請を行っていませんが、日本赤十字社では、支援要請があれば即時に対応することとし、状況を注視しています。