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(速報)台風8号被害:フィリピン、台湾、中国で甚大な被害

09/08/14

 8月上旬に発生した台風8号(Typhoon Morakot)は、フィリピン、台湾、中国に甚大な被害を もたらし、特に台湾においては、被災者数は今後益々増大するおそれがあります。
 各被災国・地域の赤十字社は、ボランティアを動員し救援物資の配付等の救援活動を行っています。
 各国・地域における被害状況及び赤十字の活動は以下のとおりです。

■ 被害状況

・フィリピン
 フィリピンにおいては、3月からモンスーンの季節であるため、先月より断続的に 台風の影響を受けて大雨が続いていましたが、今回の台風8号の影響で洪水や土砂崩れが発生するなど、さらに被害が拡大しています。政府当局によると、8月10日現在、死者23人、行方不明者3人、負傷者18人、また57戸の家屋が倒壊し、18,618世帯(94,211人)が避難を余儀なくされています。

・台湾
 8月7日に台湾に上陸した台風は、台湾の東部・中部・南部各地において過去50年間で最悪の被害をもたらしています。
 台湾の消防当局によると、8月13日現在、死者116人、行方不明者59人とされていますが、南部の山岳地帯での土砂崩れにより数百人が生埋めになっている可能性があります。また、洪水や土砂崩れの影響で多くの道路や橋が倒壊・断絶し、多くの人々が被災地にとり残されており、詳しい被害状況の把握と救援活動が急務となっています。
 農業・漁業への被害総額は、68億5千万台湾ドル(約200億円)と推測されています。

・中国
 8月9日には、台風は中国本土に上陸し、南東部の5省で、大雨、洪水、土砂崩れが発生、1,100万人以上が被災、8月11日現在で8人が死亡、157万人が避難を余儀なくされ、また1万戸以上の家屋が被害を受け、経済的被害総額は97億2千万元(約1,365億円)にのぼると推測されています。

■赤十字による救援活動

・フィリピン

 フィリピン赤十字社は、ここ数ヶ月間モンスーン被害者の救援のために多くのボランティアを動員しており、今回の台風被害においても、捜索・救助活動、負傷者への救急処置、食料等救援物資の 配付、保健衛生分野のニーズ調査といった活動をしています。また、フィリピン赤十字社では、救援 チームを各地の被災地に派遣しています。
 また、国際赤十字も、紛争地帯の被災者への救援物資の配付等の支援を行っています。

・台湾
 台湾の赤十字社にあたる台湾紅十字会は、8月9日現在、110人の職員やボランティアを動員し、被害の深刻な地域において救援活動を行っているほか、衛生セット等の救援物資を被災者に配付しました。また、道路の寸断等により被災地に取り残されている人々1,700人にヘリコプターから 食料・飲料水を配付しました。
(写真:フィリピン赤十字社による救援物資の配付 ©フィリピン赤十字社)
・中国
 中国の赤十字社にあたる中国紅十字会は、福建省の被災者に対し水浄化剤・消毒液・綿布団を提供したほか、同会の福建省支部が被災家庭に衛生用品等を含む「家庭セット」を配付しました。
 浙江省支部は、台風上陸前に漁民に救急箱を配付したほか、台風直撃後は食料を配付するとともに、さらなる食料や飲料水の支援を国内に向け要請しています。
 また、中国紅十字会は、台湾紅十字会による被災者救援活動を支援していく意向を表明しています。

 なお、現段階ではいずれの赤十字社・紅十字会も国際的な支援要請を出していませんが、日本赤十字社では、国際的な支援要請があれば即時に対応することとし、現在状況を注視しています。

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