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パキスタン北部地震復興:2ヶ所の給水施設が完成
07/06/01
パキスタン北部地震(2005年10月発生)から1年半が経過し、被災地ではより本格的な復興に向けてさまざまな取り組みが進められています。これまで日本赤十字社では、国際赤十字が実施している復興支援事業に対して約8億2,000万円の資金を拠出するとともに、昨年12月には同事業の運営管理を担当する吉田祐子駐在員を派遣しています。
このうち、国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)の給水・衛生事業は、「給水施設再建」「衛生事業」「衛生教育」の3分野で構成されています。日本赤十字社は35ヶ所での活動を支援しており、このたびハイザバード・ハッサ村とガレーババード村の2ヶ所に給水施設を完成させました。
ハイザバード・ハッサ村の住民は、地震によって、遠く離れた川から水を運ばざるをえなくなり、給水施設の再建はまさに村の悲願でした。
(写真:ハイザバード・ハッサ村。奥に見えるのが事業前に水の供給源となっていた川。川から村までは勾配もあり、重労働であったことがわかる。©日本赤十字社)
(写真:完成式典の様子©国際赤十字・赤新月社連盟)
「安全な水の確保が実現して、村の人たちは皆、連盟とパキスタン赤新月社に心から感謝しています。この事業のおかげで生活が快適になりました。今後はこの村の資産を大切に守っていきたいです」と、村の管理委員会のメンバーであるサリーム・アルビンさん。
(写真:ハイザバード・ハッサ村に再建された給水施設のタンクと管理委員会メンバー。写真中央がサリーム・アルビンさん。©日本赤十字社)
再建された給水施設のタンク及び配水ホースを管理していくため、村の人々は資金を出し合って人を雇っています。自分たちの力でこの給水施設を維持管理していきたいという姿勢が強く伝わってきます。
さらに、再建されたトイレや排水処理システムを有効に活用していくための衛生教育活動も実施しています。村の女性たちからは「トイレや家屋を掃除することの重要性を知り、実施しています」などの声が聞かれました。
今後も被災者が自らの手で生活を再建していけるよう、支援を継続していきます。