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(速報) パキスタン:北西部での国内避難民救援~2,500万円の追加支援を決定~

09/06/05

■ 紛争の経緯と被害状況
 パキスタンとアフガニスタンの国境近くで昨年8月から続くパキスタン政府軍と武装勢力の戦闘は、5月7日に両者間の和平合意が破棄された後、同国政府軍が掃討作戦を強化したことを受けてさらに激化していましたが、5月31日には政府軍が武装勢力の重要拠点であるスワット県の中心部に到達しました。
 これに伴い、国内避難民の帰還が始まっている地域もありますが、状況は依然として安定していません。
 一方で、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)の発表によれば、これまでに登録されている国内避難民は250万人以上にのぼっています。80%以上の避難民はできるだけ自宅に近い避難場所を望んでおり、遠く離れた避難民キャンプには避難していないのが現状です。

 

■ 国際赤十字による国内避難民支援活動
 パキスタン赤新月社(PRCS)と国際赤十字は昨年8月の国内避難民発生直後より、相互に連携しながら、食糧や救援物資の配付、清潔な飲料水の提供、トイレと仮設住宅の設置、医療活動などを実施してきましたが、国内避難民への支援を拡大するため、6月4日に6,400万スイスフラン(約57億6,000万円)の緊急アピール(支援要請)を発表し、これまでに発表したアピールと合わせて総額1億4,000万スイスフラン(約126億円)の支援を要請しています。

 国際赤十字の支援対象は、緊急救援期は約40万人の国内避難民です。そのうち5万人がキャンプに避難しており、35万人がホストファミリーの所に避難しています。主な活動は以下のとおりです。
・ローアーディール、マラカンド、スワビに7カ所の国内避難民キャンプを設置し、食糧、テント、衛生用品、台所用品、毛布、プラスチックシート、水タンクなどを配付するほか、医療サービスも提供。
・ローアーディールにて基礎保健ユニットを展開し、医薬品なども提供。
・ペシャワールの病院へ負傷者を搬送し、医療サービスを提供。
・クエッタに新たな病院を設置。
・パキスタン赤新月社の巡回医療班への支援。
・越冬支援及び帰還民への生計支援。


■ 日本赤十字社の対応
 日本赤十字社はこれまでに国際赤十字の支援要請に応え、173,620スイスフラン(約1,500万円)を拠出するとともに、4月2日から、負傷者に対する医療活動を行っている赤十字国際委員会(ICRC)のペシャワール病院の運営責任者(Hospital Project Manager)として、小川里美看護師長(京都第二赤十字病院)を一年間の任期で派遣しています。
 さらに日本赤十字社では、今回発表された国際赤十字からの支援要請に対して、2,500万円の追加支援を決定しました。
 今後、国際赤十字から要請があった場合は、現地の医療活動に携わる医療要員等を更に派遣することも検討していきます。


<<救援活動資金の募集>>
 日本赤十字社では、これらの救援活動に役立てるために救援金を受け付けております。

救援金窓口 郵便局・ゆうちょ銀行
 口座番号 00110-2-5606
 口座名義 日本赤十字社 (振込手数料かかりません)

※救援金の送金の際には、お手数ですが振込み用紙の通信欄に下記事項をご記載ください。
お名前、ご住所、お電話番号、受領証の有無、「パキスタン国内紛争」と明記してください。

[担当窓口]日本赤十字社 海外救援金担当 
   Tel: 03-3437-7081    E-mail: info@jrc.or.jp

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