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中国大地震:激震地の越冬支援

09/02/23

■旧正月前の贈り物
中国が旧正月休みに入る直前の1月15日、厳しい寒さが続く四川省北東部の山岳地帯にある北川(ほくせん)県海光村で被災者1人ひとりに布団と防寒服が贈られました。

「湿度の高いこの地域ではコートの洗濯もままならず、皆ずっと一張羅状態。なので、この2枚目の防寒コートはありがたい。布団も1枚では寒く、寝ている時も体が震えていましたが、2枚重ねなら寝心地がよくなります。本当にありがとうございます。」と母 子紅さんは言います。

これは、地震から10ヶ月たった今もなお、家を再建できずに寒い冬を過ごしている農村部を中心に、日本赤十字社が約8万2000名を対象に行った越冬支援の一部です。(上写真:赤十字の布団を受け取った被災者)


■ 激震地の北川県の今
 ここ北川県は、人口の約10分の1にあたる15,000名以上が犠牲になった激震地です。山に囲まれ清流が流れる風光明媚な場所でしたが、地震と、それに続いた豪雨による大規模な土砂崩れにより、県の中心部は壊滅的な被害を受けました。この県中心部は現在、無残な姿のままに封鎖され、以前からこの近辺に住む住民以外は立ち入りが禁止されています。(写真:1月現在封鎖されたままの北川県中心部)

 今回物資が配布された同県の海光村は、現在封鎖されている県中心部から車で10分ほど奥に進んだ場所にあります。県中心部と村を結ぶ唯一の道で崖崩れが相次ぎ、地震直後は一時陸の孤島となり、救援物資の配布も困難でした。多くの家屋も倒壊しましたが、交通事情が悪く、また元々少ない農地を減らしたくないなどの事情から、この村にはプレハブ仮設住宅はなく、多くの被災者は今もなお損壊した危険な家屋や、レンガを簡単に組み立てた仮の住まいで冬を過ごしています。

 各地で復興支援が本格化している今、赤十字による学校や病院、個人住宅の再建もいよいよ始まろうとしていますが、同時に、現地駐在員を通じて、このような厳しい状況におかれた人々への更なる支援の可能性についても引き続き調査を進めています。

(本記事は日本赤十字社四川省駐在職員位坂氏からの報告を元に作成されています。)

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