『Red Cross Red Crescentマガジン』日本語版第4号発行のお知らせ
『Red Cross Red Crescentマガジン』(以下、RCRCマガジン)日本語版第4号をウェブサイトに掲載しました。
『Red Cross Red Crescentマガジン』日本語版第4号
『Red Cross Red Crescentマガジン』日本語版第4号(PDF:2.4MB)
遺体の身元を特定する仕事
パトリシオ・ブストスは1970年代、刑務所に入れられていたが、「赤十字国際委員会(以下、ICRC)代表者の訪問によって命を救われたようなものだ」と話す。
彼は現在、チリの法医学部局長としてICRCからの支援を受けながら、同国の最大の謎の一つを解決するために働いている。その謎とは、同国の数十年にわたる軍事体制の間に姿を消した人びとの身に、何が起こったかである。
「赤十字基本原則」の問題点
7原則を採択してから50年が経過した今、その活用の可能性を探ることは、以前にもまして重要かつタイムリーなものとなっている。
ボランティアが被災地で救援物資を配分するときに実際に起きたエピソードに基づき、基本原則に関係する厳しい選択に直面した際の対応について考える。
このようなジレンマに直面したら、あなたはどうしますか?
エボラ出血熱との闘いにおける「中立」と「独立」
リベリア赤十字社は、エボラ出血熱発生の初期に保健省からこの仕事を引き継いだ時、安全上の理由から軍の護衛をつける方針も引き継ぐことになった。しかしこれによって赤十字の「中立」と「独立」の原則に反するというジレンマを抱えることになった。
リベリア赤十字社はいかにしてこのジレンマを乗り越えたのか。
厳しい時代に生まれた新しい勢力
地中海の東に位置するキプロスは、経済的に厳しい状況の中でシリアをはじめとした難民や移民の対策に追われている。若者の多くは失業しているが、キプロス赤十字社はボランティアの力でこの危機を乗り越えようとしている。
キプロス赤十字社の取り組みとは。