東北から“神戸ルミナリエ”へ~二つの震災をつなぐ絆

神戸ルミナリエを見学する参加者

ご参加者と藤原紀香さんが仙台空港で記念撮影

日本赤十字社は12月7~8日、東日本大震災で被災した方々を神戸市に招待し、阪神・淡路大震災を経験した方々と交流していただく「日本赤十字社と航空会社Peachがつなぐ、二つの復興~東北から“神戸ルミナリエ”へ~」を開催。

岩手、宮城、福島3県から子どもと保護者15組30人が参加し、交流後には鎮魂と復興の象徴となっている「神戸ルミナリエ」を見学しました。

この交流は兵庫県出身で、阪神・淡路大震災を経験した赤十字広報特使・藤原紀香さんが発案。仙台から神戸まで同行した藤原さんは「かつて私たちは神戸ルミナリエの光を見て勇気づけられ、神戸の再生を信じました。東日本大震災を経験された皆さんにとっても、これから歩いていかれる道の一筋の光になれば」と語りました。

神戸からから希望と勇気をもらいたい

日赤兵庫県支部での交流会で会話が弾むご参加者

「くじけそうになったり、希望を見いだせなくなったりすることがありますが、神戸ルミナリエが子どもにとって希望になればうれしい」

「町の8割を失った女川町でも(復興に向けて)やればできるんだと、子どもに思ってほしい」

「神戸の復興された街並みを見て、復興に携わった方の話を聞いて、勇気をもらいたい」

そんな想いを胸に参加した東日本大震災の被災者の皆さんを神戸で迎えたのは、阪神・淡路大震災やその後の復興を経験した兵庫県声の図書赤十字奉仕団のメンバーと、ボランティアとして参加した兵庫県立舞子高校の生徒の方々です。

日赤兵庫県支部で開かれた交流会では、お互いの苦しかった震災体験、避難所や仮設住宅での困難な生活などについて語り合い、東北の参加者からは「神戸の皆さんが自分たちの体験をもとに、親身に接してくださり、本当にうれしかった」という感想も。

「神戸から元気をもらった」と笑顔の中学3年生

神戸ルミナリエの光に感激する阿部さん親子

宮城県から母親と一緒に参加した阿部礼奈さん(中学3年)は、立派に復興した神戸の町並みや光があふれる神戸ルミナリエを見学しながら、「震災で亡くなったおじいちゃんにも見せてあげたかった……。でも神戸から元気をもらいました。受験への力にもなりました」と笑顔を輝かせていました。

今回の交流は、世界の赤十字・赤新月社から日本赤十字社に寄せられた海外救援金を基にして実現しました。また、Peach Aviation株式会社から仙台-関西国際空港間の往復航空券をご提供いただきました。

※「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂と、街の復興・再生への夢と希望を託して、震災があった1995年の12月に初めて開かれました。以来、神戸の冬を彩る光の風物詩として続いています。19回目となる今年も、12月5日から16日まで開催。