東日本大震災における身元不明者の特定に係る協力について

日頃より日本赤十字社の血液事業にご理解、ご協力をいただきありがとうございます。

また、このたびの東日本大震災により、被災された皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。

東日本大震災において、多数の身元不明の方々がおられ、その特定に関して警察庁から日本赤十字社へ技術的な協力依頼がありました。

日本赤十字社では、輸血後感染症等の原因調査を行うこと、また、その感染拡大を防止するための遡及調査(※)を行うことを目的として、献血者の検査用血液の一部を11年間冷凍保管しております。この保管している血液を、警察庁で身元不明者を特定するDNA型検査に協力するために提供することといたしました。

保管している血液は、本来の目的以外には使用しないのが原則でありますが、今回の東日本大震災では身元を特定するための材料が津波により逸失しているため、身元不明者の特定には必要であり、身元不明者のご家族、ご親族からの要請に基づくものであることから、特例的な措置として協力することといたしました。

なお、提供する血液は、保管している血液のごく一部(微量)でありますので、今後、遡及調査等が必要となる場合があっても、何ら支障が生じるものではありません。

何卒、今回の趣旨をご理解いただきますようお願い申し上げます。

※遡及調査とは、過去に献血された血液を用いて血液製剤の安全性を調査すること