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救援救護活動_国際
ミャンマーサイクロン:ボランティアネットワークを活かした復興支援
08/08/12
5月2日~3日にかけてミャンマーを大型サイクロン「ナルギス」が襲ってから3ヶ月以上が経ちました。正確な人口統計資料がないミャンマーですが、ナルギスでは84,500人が死亡、53,800人が行方不明になったとされています。
南部デルタ地帯の被災地では、食料・毛布・蚊帳などの配布や、給水など緊急支援が続く一方で、人々は可能な材料を使って家を補修したり、雨水を溜めて飲料水を確保したり、生活再建のために動き出しています。
ナルギス襲来の直後から救援活動を続けてきたミャンマー赤十字社は、デルタ地帯に
新たに9箇所のハブ(事務所と倉庫がある拠点)
を立ち上げ、7月中旬からはナルギス以前から
行っていた事業も再開させ、今後の長期的な復興支援を行う体制に移行しています。
■ たて・よこの連携を重視した復興支援
去る7月21-22日、ミャンマー赤十字社とその活動を支援している国際赤十字は、日赤など海外の赤十字社15社をマレーシアの首都クアラルンプールに集め、現状を説明し今後の支援方針を固める会議を開きました。
ミャンマー赤十字社はヤンゴンにある本社とデルタ地帯のハブを拠点に10万世帯(13郡200村)を対象に、救援物資の配布(9月末頃まで続く予定)、食料保障/生計支援、住宅、保健、給水衛生、防災、組織強化の6つの分野で活動します。まず、各ハブから職員やボランティアがヤンゴンに集結し、事業実施方法を学びます。そしてハブに戻り、学んだことを村々で活動するボランティアに伝えます。また、病気の予防方法を教える保健事業と衛生的な水を供給する給水事業、収入源の確保を目指す生計支援と村のコミュニティーの再建を目指す住宅支援、など各分野が密に連携して復興支援が進められます。このように今回の復興支援では、各分野が協力して進められることが重要となります。
この会議を受け、日赤は今後、下記の分野において復興支援事業を展開する予定です。(具体的実施方法など、今後の協議を経て変更の可能性あり。)
◆生計支援:漁業従事者には小船や網を、農業従事者には農具や種、水牛などを提供する。
◆保健衛生:ボランティアを通じて、救急法、病気予防法、衛生知識などを普及する。
◆ミャンマー赤十字社の災害対応強化:
毛布・給水タンク・衛生セット・台所セット・蚊帳を15,000世帯分、全国の倉庫
に配備し今後の災害に備える。また、救援物資の効果的・効率的運用のために防災ボランティアの育成などを行う。
◆防災・災害軽減事業:今後のサイクロンに備え、村々に住民の避難所となる場所を設置するなどの対策を立てる。
◆アジア大洋州地域の災害対策:洪水などの災害が多発するミャンマー及びその他アジア大洋州地域における今後の災害に備えて、マレーシア・クアラルンプールにある倉庫にテント・毛布・水タンクなどの救援物資を備蓄する。
これら復興支援事業は3年間の予定で実施され、また、ナルギスの被災地ではない地域でも防災対策支援は実施されます。
■ 皆様から寄せられた海外救援金の使途
1. 緊急救援
職員の派遣等 600 万円
救援物資、輸送費他 4 億7,600 万円
(毛布、蚊帳、ビニールシート、工具セット、ロープ、バケツなど11 品目)
2.復興支援(8 月8 日時点の計画)
生計支援 2 億3,000 万円
保健・衛生 1 億円
ミャンマー赤十字社の災害対応強化 2 億円
防災、災害軽減事業 1 億円
アジア太洋州地域災害対策 2,000 万円
3.広報費、事業管理費等 4,600 万円
合計 11 億7,800 万円