(速報3)フィリピン中部台風 ~基礎保健ERUを派遣~

基礎保健ERUチームの派遣

子どもを抱えて避難する女性 ©Alanah Torralba

子どもを抱えて避難する女性 ©Alanah Torralba, IFRC

本日11月13日午後6時に、基礎保健ERUチームの第1班として以下のメンバーを派遣します。

第1班はまず首都のマニラに入り、その後は被災した交通網を縫って被災地に向かいます。このチームには加えて、医師・看護師らが合流する予定です。

また資機材も、今週末をめどに熊本赤十字病院から福岡、シンガポールを経由して現地に届ける予定です。車両、給水設備、医薬品の輸送については引き続き調整しています。

  • チームリーダー:大津 聡子(日赤和歌山医療センター)
  • 看護師長:関塚 美穂(名古屋第二赤十字病院)
  • 事務管理要員:曽篠 恭裕(熊本赤十字病院)
  • 技術要員:溝口 幸介(熊本赤十字病院)
  • 技術要員:田中 嘉一(日赤熊本県支部)

被災地での救援活動などを支援するために、皆さまからの救援金を受け付けています。温かいご支援をお願いいたします。

※基礎保健ERU(保健医療)チームは、医師、看護師、事務管理要員らで構成されます。基礎保健緊急対応ユニット(Basic Health Care Emergency Response Unit : BHC ERU)と呼ばれるこのチームは、最長4カ月間にわたり外部からの支援なしで保健医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。

国際赤十字の緊急アピール

救援物資を準備するフィリピン赤十字社のボランティア

救援物資を準備するフィリピン赤十字社のボランティア

国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)は約1000万人の被災者支援のために、78億2000万円以上の緊急アピールを発表しました。

18カ月以内に10万世帯を対象に食糧、水、仮設住宅、救援物資の支援を予定しています。

しかし、被災者は41州にわたり約200万世帯(960万人)、避難者は1444カ所で約12万世帯(61万人)といわれており、人道支援活動が長期化すると予想されます。現地ではいまだに、約3万6000世帯(18万人)が避難先を探している状況です。

ボートを使って川を渡る人びと

ボートを使って川を渡る人びと ©Alanah Torralba, IFRC

台風はレイテ島のタクロバン市を直撃し、東サマールのギアンやセブ島、ダンバンタヤン島の北部にも大きな被害をもたらした模様です。

フィリピン赤十字社は、被害の大きかった地域で食糧・毛布・衛生用品などの救援物資の配付を優先的に行っています。

同時に、隔離されてしまっている地域を含めた全体的なアセスメントも進めています。

先日の地震で落ちたボホール島の橋

先日の地震で落ちたボホール島の橋 ©Alanah Torralba, IFRC

連盟は11月8日に災害対応緊急基金(DREF)より約5100万円を拠出したほか、マレーシアの地域事務所より、シェルター、給水・衛生、通信の各分野の専門家や活動コーディネーターを派遣しています。

また11月11日には、救援(物資配付)、ロジスティクス、保健、給水・衛生、シェルターのフィールド調査・調整チーム(FACT)要員と各分野の緊急対応ユニット(ERU)の派遣を各国赤十字社あてに、以下のとおり要請しています。各国赤十字社はERUの派遣に向けて動いています。

  • ロジスティクス(物流)ERU:イギリス赤十字社
  • IT通信ERU:アメリカ赤十字社、デンマーク赤十字社
  • 給水・衛生ERU:スペイン赤十字社
  • 基礎保健ERU:カナダ赤十字社、ノルウェー赤十字社、日本赤十字社

安否調査

赤十字国際委員会(ICRC)は約16億円の緊急アピールを発表し、南フィリピンの武力紛争のためにかかわってきたサマール島の被災者へ食糧、仮設所などの緊急支援を行っています。また、安否調査や遺体管理なども行う予定です。

詳しくはこちらをご覧ください。

昨日の受け付け開始から8件の調査依頼をいただきました(本日午後3時現在)。そのうち2件は、ご依頼主により安全が確認されました。