(速報)フィリピン中部台風 ~拡大する被害への対応を急ぐ赤十字~

11月8日、台風30号(英語名:Haiyan)がフィリピン中部を直撃。レイテ島を中心に、ヴィサヤ地方のサマール島、セブ島など多くの地域が猛烈な暴風雨にさらされて、各地で洪水や土砂崩れなどによる甚大な被害が発生しています。

フィリピン軍当局によると、これまでの死者数は少なくとも942人とみられているほか、被災者数は940万人にのぼるとも報道されており、現在も被害の全容は明らかになっていません。

カピス州で緊急アセスメントを実施する、フィリピン赤十字社スタッフとボランティア

カピス州で緊急アセスメントを実施する、フィリピン赤十字社スタッフとボランティア ©Philippine Red Cross

フィリピン赤十字社(以下、フィリピン赤)は、台風上陸に先立ちボランティアを動員して住民の避難を誘導。待機させていた災害対応チームを出動させました。

さらに、10日午前までに4つの緊急アセスメントチームがレイテ州都のタクロバン市やセブ島、カピス州などに到着しています。

フィリピン赤十字社本社では、ボランティアにより救援物資の輸送準備が急ピッチで進められています

フィリピン赤本社では、ボランティアにより救援物資の輸送準備が急ピッチで進められています ©Jarkko Mikkonen/Finish Red Cross

また、2000世帯分の救援物資(毛布、マットレス、水容器、衛生キット)と1万2000世帯分の食料パック(米、麺、コンビーフ、調理用油uなど)をマニラやダバオ市の倉庫から被災地に届けており、追加の物資も4日以内にセブ島に到着予定です。

保健医療チームの派遣準備

日本赤十字社(以下、日赤)はIFRCの要請を受けて、医師、看護師、事務管理要員からなる保健医療チームの派遣について準備と調整を進めています。人員や派遣期間などについても現在調整中です。

※日赤保健医療チームは、医師、看護師、事務管理要員などで構成されます。基礎保健緊急対応ユニット(Basic Health Care Emergency Response Unit : BHC ERU)と呼ばれるこのチームは、最長4カ月間にわたり外部からの支援なしで保健医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。

海外救援金の受け付け

日赤は、フィリピンにおける被災者救援活動に役立てるために、皆さまからの救援金を受け付けます。温かいご支援をお願いいたします。

受付期間:平成25年11月11日~平成26年2月28日