(速報2)フィリピン中部台風 ~基礎保健ERUの派遣を決定~

セブ島での被害状況 ©Philippines Red Cross

セブ島での被害状況 ©Philippines Red Cross

フィリピン中部を直撃した台風30号(英語名:Haiyan)の被害について、フィリピン国家災害対策本部の報道官はこれまで確認された死者が1774名に達したと発表し、アキノ大統領が非常事態を宣言したとの報道がありました。

日本赤十字社(以下、日赤)は国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)からの要請に応え、現地で必要とされる医療・保健ニーズに対応するために、基礎保健ERU(緊急対応ユニット)チームの派遣を決定しました。

基礎保健ERUチームの派遣

医師・看護師・事務職員ら13人から成る基礎保健ERUチームの派遣を決定。明日13日に第1班の5人が成田空港を発つ予定で、引き続き連盟とフィリピン赤十字社と調整しています。スタッフおよび医療資機材(約7トン、70平方メートル)を速やかに現地に送ります。

※基礎保健ERU(保健医療)チームは、医師・看護師・事務管理要員らで構成されます。基礎保健緊急対応ユニット(Basic Health Care Emergency Response Unit : BHC ERU)と呼ばれるこのチームは、最長4カ月間にわたり外部からの支援なしで保健医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。

安否調査の開始

本日12日午前の日本政府の発表によると、フィリピン中部のレイテ、サマール両島に居住する邦人133人のうち、安否確認ができたのは27人にとどまり、106人とは連絡が取れていない状況です。

フィリピン赤十字社(以下、フィリピン赤)は、被災地に居住されているご家族などの安否確認のために専用窓口を設置しました。英語またはタガログ語で対応可能です。必要な情報をご確認のうえ、下記のメールアドレスにご連絡ください。

Eメール:sos@redcross.org.ph

必要な情報

  • 被調査者のお名前、性別、国籍、生年月日、ご住所、電話番号、被調査者と依頼者の関係
  • 依頼者のお名前、性別、国籍、生年月日、ご住所、電話番号、その他参考になる情報など

また、日赤を通じてフィリピン赤に安否調査を依頼することができます。安否調査票を日赤にご提出いただき、フィリピン赤に安否を照会した後、日赤を通じて結果をご依頼主に回答させていただきます。

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救援物資の配布

2010年に、復興支援のためにフィリピンに駐在していた松永要員

2010年に、復興支援のためにフィリピンに駐在していた松永要員(中央右)©Ken Kobayashi

日赤は連盟の要請に基づき、現地調査・調整チーム(FACT:Field Assessment and Coordination Team)の一員として松永一(まつながはじめ)を明日13日から1カ月間派遣します。

松永要員は、2009年9月下旬から10月にかけて発生した複数の台風の復興支援のためにフィリピンに駐在し、救援活動や住宅支援などの復興事業に従事した経験を持っています。 今回は、食糧などが行き届いていない状況の中で安全管理に配慮し、救援物資の配布を担当します。

※FACT(Field Assessment and Coordination Team)とは大規模災害時に迅速に有効な救援活動を行うための連盟のシステムで、専門研修を受けた要員が被災地に派遣されます。早急に被害の程度や救援のニーズを調査し、その結果から支援計画を策定して連盟に報告します。

救援物資を用意する大町要員

救援物資を用意する大町要員 ©Jarkko Mikkonen/Finnish Red Cross/IFRC

また、日赤の保健医療支援事業で今年の9月下旬からフィリピンに派遣されていた日本人看護師2人(熊本赤十字病院・大町要員、武蔵野赤十字病院・渋谷要員)もフィリピン赤十字社と一緒に救援活動に当たっています。

本日12日から、今回の台風30号の経路の南端にあるボホール島に入り、フィリピン赤十字社とともに被害状況のアセスメントや物資配付を行う予定です。

海外救援金の受け付け

日本赤十字社では、フィリピンでの被災者救援活動に役立てるために、皆さまからの救援金を受け付けます。温かいご支援をお願いいたします。

受付期間:平成25年11月11日~平成26年2月28日

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