(速報)フィリピン台風11号~日赤職員も被災地で救援活動を支援~

キリノ州支部備蓄倉庫から運んだ食料(一世帯あたり米5キロ、インスタントラーメン5袋、サバの缶詰5個)と、配布準備を行う諏訪赤十字病院の山並助産師(右)

フィリピンのルソン島を12日に横断した台風11号(英語名:Utor、現地名:Labuyo)による被害は、死者6人、行方不明者11人、被災者は15万3000人に上っています。

フィリピン赤十字社(以下、フィリピン赤)は台風発生時から、進路などの情報収集を行い、台風通過後には直ちに被害調査に向かいました。これまでに6000人分の食料を配布したほか、7500人分の救援物資が赤十字の備蓄倉庫から被災地に届けられています。

日本赤十字社は、常時2人の要員を派遣してフィリピン赤十字社とともに保健医療支援事業(※)を行ってきましたが、事業地のルソン島オーロラ州とキリノ州も、今回の台風により橋の崩落やがけ崩れ、洪水などの被害に見舞われました。

これを受けて、現在派遣中の2人の要員もフィリピン赤十字社支部職員や赤十字ボランティアと連携して、食料配付や被害調査などを行っています。

要員からの報告

建物の屋根や窓ガラスなどに大きな被害が出ている(オーロラ州カシグラン郡)

フィリピン赤十字社オーロラ州支部に姫路赤十字病院から派遣されている津田看護師からの報告です。

「今回の台風が近づいた11日午後、私はオーロラ州支部職員とともにフィールドオフィスがあるオーロラ州ディラサグ郡で赤十字保健ボランティアの研修準備中でした。台風の影響は大変大きく、オフィス内は浸水、鉄製の門が壊れるほどの強風と豪雨でした。携帯電話は不通となり、衛星携帯電話もつながりにくく、ようやく外部との連絡が取れたのは13日になってからでした」

橋が落ちて通行出来ないため、ロープにボートをつないで人や物が往来している(オーロラ州)

「15日より、首都マニラのフィリピン赤十字社本社から到着した被害調査チームに合流し、被害が大きいディナロンガン郡、カシグラン郡、ディラサグ郡の3カ所を回り被害調査を進めています(※)」

津田看護師からの写真報告はこちらをご覧ください。

津田看護師からの写真報告(PDF:3.8MB)

フィリピン赤十字社はこの調査をもとに、今後の救援活動の計画を策定し、被災された方々への支援を展開する予定です。

※保健医療支援事業についてはこちらをご覧ください