(速報)エジプト国内衝突 ~犠牲者の救援活動を展開する赤十字~

今年7月3日に軍が当時の大統領を解任して以降、治安部隊とデモ隊などとの間で衝突が続くエジプトでは、多数の死傷者が出ており、混乱が広がっています。特に、8月14日に行われた治安部隊によるデモ隊の強制排除により数百人が犠牲となったと報じられており、国連が暴力を強く非難する声明を発表するなど、国際社会からの注目も集まっています。

赤十字が迅速に対応

エジプト赤新月社の医療救護班

カイロで負傷者の応急手当を行うエジプト赤新月社の医療救護班 ©エジプト赤新月社

エジプト赤新月社(エジプトの赤十字)は、一連の衝突の中で一人でも多くの命を救うため、首都カイロをはじめ、アレクサンドリア、ポートサイド、スエズなど、衝突の起きている主要都市へ直ちに医療救護班を派遣しています。

彼らは、旧政権と暫定政権のどちらを支持しているかにかかわらず、負傷者の救命処置にあたっています。

またエジプト赤新月社は、これまでに延べ1000人近くのボランティアの協力を得て、犠牲者への医療支援・救命処置やこころのケア、現場の病院への医療資機材の補給、さらに安否調査活動などを行っています。

今後もこのような人道危機が継続する恐れがあることから、国際赤十字の災害救援緊急基金(DREF)の活用など国際的な資金援助の枠組みも視野に入れて、引き続き犠牲者の救援に全力をあげて取り組むことにしています。