(速報)中国四川省地震 ~被災地での救援活動を急ぐ赤十字~

4月20日現地時間午前8時ごろ(日本時間同午前9時ごろ)、中国内陸部の四川省雅安(があん)蘆山(ろざん)県でマグニチュード7.0規模の地震が発生しました。

中国国内の報道によると、これまでに161人が死亡したほか、負傷者も5000人に上っています(日本時間4月21日午前2時現在)。また、蘆山県内を中心に多くの建物が倒壊するなどしており、12万人が避難を余儀なくされています。

震源に近い蘆山県は、四川省の省都・成都から140キロメートルほど離れた山間部に位置し、2008年の大地震(死者・行方不明者約8万7000人)でも大きな被害を受けた地域です。被災地に続く道路上のがけ崩れが激しく、現場に向かう救援チームの行く手を阻んでいます。

赤十字による支援

中国紅十字会によって蘆山県に設置されたテント ©RCSC

中国の赤十字社にあたる中国紅十字会は、中国政府と緊密な連携をはかりながら、シェルターの設置、救援物資の配布、そして保健医療の分野で救援活動を行っています。

地震発生直後に調査チームを派遣して被害状況の調査を行っているほか、同会の四川省支部に備蓄してあるテント500張を被災地に向けて送りました。

さらに、食糧、医薬品、飲料水などの救援物資とともにボランティア救援チームを派遣しました。救援物資と救援チームは既に被災地に到着して、レスキューを含む救援活動を開始していますが、もっとも被害を受けた地域へのアクセスは難しい状況となっています。

さらに、同20日中に救援物資第2便として、避難生活に必要な生活用品5000セット、布団5000枚、衣服5000着、テント1200張などを被災地に送付しました。また、中国国内に広がる中国紅十字会の各支部も近隣支部を中心に救援物資や救援資金などの提供など、現地での救援活動を支援しています。

現時点では、中国紅十字会による国際社会への支援要請は出ておりませんが、日本赤十字社は、引き続き状況を注視するとともに、北京にある国際赤十字の事務所を通じて中国紅十字会と緊密に連絡を取り、必要に応じて人員の派遣や資金・物資援助など対応できるように準備をしています。