(速報)イラン南東部・パキスタン地震~迅速に対応する赤十字~

4月16日午後3時14分ごろ(日本時間午後7時44分ごろ)、イラン南東部シスタンバルチスタン州とパキスタンとの国境地帯でマグニチュード7.8規模の地震が発生しました。

被害状況の全容はまだ明らかになっていませんが、これまでにイランでは1人、パキスタンでは34人の死亡が確認されており、約100人が負傷したとみられているほか、パキスタン西部の町などで数百棟の家屋が崩壊したと報道されています。

被害のあった地域はイランとパキスタン国境付近の山岳地帯で、電話がつながりにくい状況が続いているため、パキスタン軍がヘリコプターで医療部隊などを派遣して状況調査と救助活動を急いでいます。

赤十字による支援

イラン赤新月社(イランの赤十字社)は、地震発生直後にヘリコプター3機を出動させて、現場である山岳地帯の状況調査を行った上で、救急車40台と46の救援チームを派遣し、被災者の救助活動や緊急援助物資・食糧の配布にあたっています。

地震頻発国のイランは、今月9日にも原発がある南西部ブシェール近郊でマグニチュード6.3の地震が発生したばかり。これまでにも大地震を経験していることから、イラン赤新月社は日ごろから地震災害への備えを図っています。そのため、今回も発災直後から迅速な対応を取っています。

一方、パキスタン赤新月社も、国境付近の被害の深刻な地域で状況調査と救助活動を行っています。

現時点で、イラン赤新月社とパキスタン赤新月社は国際社会へ支援を要請していませんが、日本赤十字社は、状況を注視するとともに現地や国際赤十字と緊密に連絡を取り、必要に応じて人員の派遣や資金・物資援助などの対応ができるように準備しています。