(速報3)シエラレオネ コレラ流行~日赤 大津医師が現地での診療活動開始~

フィンランド赤十字社と日本赤十字社の合同チームによるコレラ救援活動が開始され、約一週間が経過しました。

日本赤十字社(以下、日赤)から派遣されている大津聡子医師を含め、14人(チームリーダー1人、医師3人、看護師3人、技術要員4人、広報担当2人、事務管理要員1人)からなる同チームは、シエラレオネ北部州ポートロコ地区、カンビア地区、ボンバリ地区、トンコリリ地区で活動を展開することに決まりました。

チームは2グループに分かれ、それぞれの活動地域でコレラ患者の治療を開始しています。

大津医師からの活動報告 ~ボンバリ地区マケニ地域病院より~

8月31日に日本を出発した大津医師(日赤和歌山医療センター)は、首都フリータウンで、国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)と被害状況の確認や今後の活動計画について協議を行った後、9月2日にボンバリ地区へ移動し先に現地入りしていたフィンランド赤十字社(以下、フィンランド赤)チームと合流しました。9月3日からボンバリ地区のマケニ地域病院コレラ病棟で診療活動を開始しています。

同病院のコレラ病棟には、地元スタッフが看護師しかいないため、現在、日赤とフィンランド赤の医師2人ですべてのコレラ患者の診療にあたっています。

病院では、シエラレオネ赤のボランティアが、コレラ病棟へつながる廊下にひもを張り人の動きをコントロールしたり、コレラ病棟の入り口前に塩素の入った手洗い用簡易水道と足洗い用バケツを設置し、手洗いと靴裏の洗浄を義務付け感染予防を行っています。

コレラ病棟は、男性病棟と女性病棟それぞれ2部屋で入院患者を受け入れていますが、コレラ専用ベッドやシーツなどは整っておらず、バケツを使用して排せつ物や嘔吐物の処理に対応している状況です。

また、フィンランド赤の技術要員は、連盟の給水・衛生担当者とともに院内で機能していない給水設備の修復作業を行い、一日も早く安全な水の確保ができるよう努めています。

大雨・洪水により衛生環境が悪化する中、さらなるコレラまん延を防ぐ

雨水に覆われた道路、劣悪な衛生環境がコレラ感染を拡大させる

雨季の真っただ中にあるシエラレオネは、もともと舗装されていない道が大雨でぬかるみ、車を走らせることも大変な状況です。

コレラ菌は水を媒介とするため、大雨で汚染された水が一面を覆うと急速にまん延します。9月1日時点で感染件数は1万5081件、死亡数は247人に上ります。

今後、爆発的な感染拡大を食い止めるため、合同チームは早期治療と感染予防活動の展開を急いでいます。

ポートロコ地区病院でコレラ患者受け入れの準備を進めるフィンランド赤看護師

ポートロコ地区病院でコレラ患者を受け入れる準備を進めるフィンランド赤看護師 ©Jarkko Mikkonen/Finnish RC

ポートロコ地区病院では、コレラ診療用ベッドや蚊帳、手洗い場、夜間診療用電気などを設置し、診療設備を整えているほか、病院のコレラ対応機能の強化を行っています。

地区内の2つの地域ではコレラ診療用仮設テントを設置し、まもなく診療活動を開始する予定です。

カンビア、トンコリリ地区にでは、現在ニーズ調査を実施しそれぞれの地域での活動準備を進めています。

海外救援金 ~ご協力のお願い~

シエラレオネにおけるコレラ救援活動に役立てるため、皆さまからの救援金を受け付けています。温かいご支援をお願いいたします。

郵便振替

救援金窓口 郵便局・ゆうちょ銀行
口座番号 00110-2-5606
口座名義 日本赤十字社
受付期間 平成24年8月27日(月)~ 平成24年11月30日(金)

※振替用紙の通信欄に「シエラレオネ救援」と明記してください。

※窓口でのお振込みの場合、手数料はかかりません(ATMの場合、手数料がかかることがあります)。

※受領証をご希望の場合は、振替用紙の通信欄に「受領証希望」と明記のうえ、お名前、ご住所、お電話番号を記載してください。

担当窓口

日本赤十字社 組織推進部 海外救援金担当

TEL:03-3437-7081 FAX:03-3432-5507

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