(速報)シエラレオネ コレラ流行~ニーズ調査チームが現地に到着~

西アフリカのシエラレオネ共和国では、7月からコレラの流行が急速に拡大しています。

現在、感染が広がっている地域は、首都フリータウンがある西部地区、北部4地区(カンビア、ポート・ロコ、ボンバリ、トンコリリ)、南部3地区(ボー、プシェフン、モヤンバ)の8地区です。

政府の発表によると、8月15日時点で1万734件の感染が確認され、死者数は181人。ここ3週間で新たに報告された感染数は約5000件と、8月に入り急速に患者数が増加しています。

今回、コレラ感染が急速に拡大した理由は、6月から雨季を迎えたことによります。

給水・衛生設備が整っていないシエラレオネでは、水源での浄水処理が十分ではないため、大雨や洪水により水源が汚染されると、水を媒介するコレラ菌がまん延します。さらに、感染地域から周辺地域へ人びとが移動することで、広範囲にわたりコレラの流行を招きました。8月は降雨量がピークを迎えることから、これ以上の感染拡大を防止するため迅速な措置が求められています。

赤十字による支援

シエラレオネ赤十字社(以下、シエラレオネ赤)は、約600人のボランティアを動員して、コレラ感染が確認されている8地区の学校や村で衛生活動を実施し、人びめとの感染予防意識を高めています。

国際赤十字・新月社連盟(以下、連盟)は、コレラ感染の急速な拡大を受け、各国赤十字社より専門家を集めてニーズ調査チームを編成し、8月13日から現地に派遣しています。また、16日には国際社会へ緊急救援要請を発表、これに応えて日本赤十字社は資金援助を行い、シエラレオネ赤と連盟による救援活動を支援することにしています。