(速報)スマトラ沖M8.6地震 ~こころのケアを急ぐ赤十字~

2012年4月11日午後3時38分ごろ(日本時間午後5時38分ごろ)、マグニチュード8.6の地震がインドネシア・スマトラ島北部の西方沖インド洋で発生しました。

震源地はアチェ州都バンダアチェ沖431キロメートル地点、震源の深さは22キロメートル。

くしくも 2004年に発生した巨大地震・津波による甚大な被害からようやく復興を遂げた地域を、再び襲いました。

地震発生時は、建物から飛び出してきた人びとや高台への避難を急ぐ人びとで町は一時パニック状態に陥りました。

その2時間後にマグニチュード8.2の大きな余震が再び発生、その後も同島北部沿岸沖では今日までに20回以上も余震が続いています。

この地震に伴い、太平洋津波警報センターはインド洋全域に津波への警戒を呼び掛けたほか、タイ、インドネシア、スリランカ、インドは津波警報を発出しました。実際は、アチェ州西部のムラボとサボンの観測点で高さ約40センチメートルから1メートル程の津波が観測されただけにとどまり、大きな津波による被害は発生することなく数時間後には津波警報がすべて解除されました。

幸いこれまでに大きな被害や犠牲者は確認されておらず、避難していた住民たちは徐々に自宅へ戻っているところですが、過去に巨大地震の恐ろしさを経験している住民たちは、しばらく不安な気持ちを抱えたまま日常生活を送るのではと心配されています。

赤十字による支援

インドネシア赤十字社は、地震発生を受けてアチェ支部および西スマトラ支部より即座に救援チームを出動させ、人びとの避難支援や応急手当などの活動にあたっています。

国際赤十字・赤新月社連盟ジャカルタ地域事務所は、「建物の倒壊や犠牲者が出る大きな被害には至らなかったですが、巨大地震の恐怖を十分に知っている人びとの精神的な不安は大きく、こころのケアを届ける必要があります」と今後の対応を急いでいます。

日本赤十字社は、国際赤十字やインドネシア赤十字社と連絡を密に取りつつ、支援の要請があれば迅速に資金援助などを行うことにしています。