(速報2)ニュージランド地震 日赤「こころのケア」チームが現地に到着

地元警察当局によると、2月22日にニュージーランドで発生した地震による犠牲者は148人と発表されています。現地では、現在もニュージーランド政府と日本をはじめとする各国からの救助隊による懸命の救出活動が続けられており、約70人が救出されましたが、被害の深刻な市中心部ではいまだに多くの人が行方不明となっています。

クライストチャーチ市内では復旧作業が進められており、電気や通信は徐々に回復しつつあります。一方で、水道は市内35%の地域でいまだに復旧しておらず、市内の学校や中心部で給水地点が設けられています。

また、下水道施設の80%が被災したと報告されているため、汚水が川などに流出することによる水源の汚染が懸念されており、市内住民に対しては、水道水を飲用する際には煮沸などの消毒を行うように勧告されています。上下水道の復旧活動に関しては、地盤の液状化の影響による復旧作業の遅れも予想されています。

また、ニュージーランド政府により、クライストチャーチからオークランドや首都ウェリントンへの空路での移動支援も行われており、26日までに約1100人の被災者が避難しています。

ニュージーランド赤十字社の活動

救援物資搬出の様子

救援物資搬出の様子 ©ニュージーランド赤十字社

ニュージーランド赤十字社(以下、ニュージーランド赤)は、12の緊急対応チームと国内の赤十字ボランティア計約176人を動員し、現在も被災地での捜索活動、避難所での応急処置、救援物資の配付を行っています。

また、クライストチャーチ市との協力の下、ボランティアによる被災地域の家庭訪問も実施されています。

このほか、クライストチャーチからウェリントン、オークランドに空路で避難した被災者に対する支援を、空港や受け入れセンターなどで行っています。

ニュージーランド赤は23日より国内外からの救援金の受け付けを開始、今後想定される被災者のさまざまなニーズに応えていく予定です。

日本赤十字社の対応

関西空港から出発する日赤チーム

関西空港から出発する日赤チーム

日本人の地震被災者やそのご家族に対し、現地で「こころのケア」を行うため、日本赤十字社(以下、日赤)の医師、看護師など8人からなるチームが2月27日に日本から出発しました。

出発にあたりチームメンバーは、「現地で不安や焦りが積もるなかで、少しでも被災者やご家族に精神的に落ち着いてもらえるような環境をつくっていきたい」

「できるだけ付き添ってそばにいて被災者やそのご家族の気持ちを汲みながら、お話をお伺いします。その中で具体的な支援を含めてサポートをしていきたい」と語りました。

チームは本日28日にクライストチャーチに到着し、空港でニュージーランド赤の連絡調整担当者と合流。日本政府関係者、富山県と富山市からこころのケアのために派遣された医師・看護師、同様に現地入りしている日本のNGOの医師らとの調整を行いました。

各国から派遣された救助隊による捜索活動が懸命に続けられているものの、捜索活動や身元の確認作業は今後長期にわたることも予想されています。

日赤は、不安を抱えたまま時間を過ごさなくてはならない被災者やそのご家族に対して、数週間にわたってこころのケアの支援を続けていく予定です。

また、日赤では、被災地に滞在するご家族などの安否調査と、被災者救援のための救援金の受け付けを引き続き行っています。

26日までに寄せられた安否調査依頼は、現在23件。うち10件の依頼に関しては、本人の無事が確認できており、残る13件はニュージーランド赤による現地での調査が行われています。

安否調査窓口

日本赤十字社 国際部 企画課

TEL:03-3437-7087 E-mail:kokusai@jrc.or.jp