未来に語り継ぐ人道の絆
赤十字奉仕団が修学旅行生に紙芝居を熱演
10月8日、修学旅行で鳴門市ドイツ館を訪れた奈良市立鼓阪小学校の6年生18名に 鳴門市地区赤十字奉仕団が赤十字人道紙芝居「ばんどうのコスモス 板東俘虜収容所と赤十字」を上演。
第一次世界大戦時、ジュネーブ条約の精神に基づき、ドイツ兵捕虜の人権を最大限に尊重した施設運営やドイツ兵捕虜と地域住民の交流を表現豊かに朗読する語り部の声に児童の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
この「ばんどうのコスモス~板東俘虜収容所と赤十字~」はこれからの未来を担う子供たちに人道・博愛を基本とする赤十字の精神を理解してもらうために平成26年に日本赤十字社徳島県支部が作成。これまでに学校での平和学習や地域での人権研修など幅広く上演しており、今回の上演で156回目になります。
語り部の鳴門市地区赤十字奉仕団の矢野 壽美子委員長は、「紙芝居の上演を通して、赤十字の人道精神はもとより、ドイツ兵と板東の人々の人種を超えた交流や絆、人の心の温かさを子供たちに伝えていきたい。」
と熱く思いを語りました。