バヌアツ国内初 青少年赤十字指導者から学ぶ学校での防災授業~バヌアツ知っていますか?(シリーズ⑥)

前回はバヌアツでの歓迎会と事業の進捗状況をお伝えしました。今回は、ついにバヌアツの小学校への訪問の様子をお届けします。

バヌアツの学校で防災授業~訪問学校①Sea Side Community Presbyterian Schoolにて

支援先の小学校で地震についての防災授業を見学しました。先生はプレートについての説明の際、パズルを用いて説明していました。この授業では、本支援で製作した教材が活用されました。

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災害が起きる前後の行動について、先生が一つずつ説明した後、地震の際に机の下に隠れる行動を何回か練習し、学んだことを確認するためにグループワークを行いました、指導スタッフは、「この授業はよく考えられた構成になっていて、とても準備していて、わかりやすかったです」と語ります。

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バヌアツの先生が授業をした後、今度は青少年赤十字スタッフが日本の防災教材「まちがいさがし きけんはっけん!」の”つなみ”の問題を使い、防災の授業を行いました。この教材は、問題を出しながら日本の街の様子を紹介できる優れもの。問題に取り組みながら国の違いも一緒に学べます。

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バヌアツと日本の子ども達からなるグループに分かれ、日本の高校生がバヌアツの子ども達に説明しながら問題に取り組みました。「バヌアツでは高いビルがない」、「日本のように車の渋滞も起こらない」等の声がありました。

最後に、「こたえ」と「もんだい」の絵を見比べながら「つなみがきたら、高いことろに逃げる」などの解説を加え、全体で答え合わせを行い、日本とバヌアツでの災害についての知識の違いを知ることができました。

「100匹の魚よりも1本のさお」~本日の振り返りにて

夜には、メンバー自身が司会・記録を務める振り返りが行われます。今日の振り返りでは、日本の子ども達が集めた一円玉募金が、確実にバヌアツの子ども達に届いており、着実に防災教育の普及活動に役立てられていることがわかりました。

また、日本の先生は、「100匹の魚よりも一本のさお」という言葉を紹介しました。これは「100匹の魚を支援しても食べ物がなくなったらそれで終わりだが、さおだと魚の釣り方を覚えられる。日赤が行っている活動は、まさにさおのことです」と本事業の特徴を解説しました。

「2015年のサイクロンでは多くの方が亡くなったが、その頃のバヌアツには防災教育はなかったということを改めて知りました。

想像力を働かせた時、『もしかしたらこの授業を受けている子ども達の命もなくなっていたかもしれない』と思うと胸がつまりました。

バヌアツの防災に対する知識や備えは、日本と同じ状況ではないということを学び、いかに、この日赤が支援している防災事業が、将来の子ども達の命を救っているんだということを実感しました。今日実施した防災授業が、バヌアツでの防災教育をさらに普及させ、いのちを守る知識を広める必要があると強く感じました」と本日体験し、感じた想いを共有しました。

最後に、明日からも「一瞬一瞬、一つ一つのことを大切にして過ごしてほしい」と締めくくりました。

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≪続≫

シリーズ⑦では引き続き「バヌアツでの活動の様子」をお届けする予定です。

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