全国指導者協議会総会・研修会を開催しました

6月27、28日に、各都道府県の青少年赤十字指導者協議会会長など47人が、日本赤十字社本社に集まり、今年度の全国的な活動を共有して、活性化に向けた方策などについて話し合いました。

協議会をまとめる中村正・青少年赤十字全国指導者協議会会長(青森県・南部町立剣吉小学校校長)は、日露戦争時に手縫いの赤十字旗でロシア軍の攻撃から仮包帯所(戦場の救護所)を守り、負傷兵の治療にあたった青森県佐井村の医師・三上剛太郎について講演。

いざという時の決断力や勇気、「なんとしても助けたい」という思いやりの心は、青少年赤十字の態度目標「気づき・考え・実行する」を実践した行動である、と紹介しました。

久能和夫・仙台大学体育学部教授(前宮城県仙台市立榴岡小学校長)は、東日本大震災後の気づき、考え、実行する子どもたちの姿を紹介。指導者は、児童の「誰かのために何かしたい」という思いを汲み取るアンテナの感度を高めておくことが重要である、と訴えました。

講師の中尾敏朗・文部科学省初等中等教育局視学官からは、学校指導要領の理念と青少年赤十字の考え方には共通点が多くあること、「生徒の気づき」を育てるためのきっかけ作りについて、仕掛け作りが指導者の重要な役割であることなどが述べられました。

学校の種類ごと(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)に5グループになっての分科会では、「青少年赤十字の防災教育への取り組みについて」とのテーマで、各校での取り組み事例を共有しました。

また、課題についても協議して、「地域によって危機意識の温度差がある」「学校だけでは限界があるため、地域と連携したい」などの意見が聞かれました。