視覚障がい者向け自炊応援講座を開催!~自立生活につなげるために

日本赤十字社が指定管理者として運営する視聴覚障がい者情報提供施設の神奈川県ライトセンター(神奈川県横浜市)は、視覚に障がいのある方がたの生活支援の一環として、さまざまな講座を開催しています。

同センターで初めて8月5~7日、これから一人暮らしを始める視覚障がい者を対象に「はじめての自炊応援講座」を開きました。

自立支援は、一人暮らしの自信につながります

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一つひとつの動作を確認しながら、料理に臨みます

自分の力でできることが増えていけば、生活の質(QOL)の向上とともに、本人の自信につながります。

「はじめての自炊応援講座」は、自炊という自立生活の基本を実践的に学んでもらい、視覚に障がいのある方がたを支援することを目的に行いました。

本講座ではまず参加者に、視覚以外の感覚を活用して料理をするためには、ガス台や水場の配置、調理道具の種類・形などを触って確認することや、自分なりに調理道具の配置を考えることが大切であると伝えました。

また、視覚障がい者が便利に使え、100円ショップでも入手できる調理器具の紹介や、調理器具をネットショッピングで購入する方法なども紹介しました。

その後は、レトルト食品の調理や包丁を使って切ったキュウリの浅漬け、ガス・IHコンロを使い作ったチャーハンなど、一人暮らしの自炊を想定したさまざまな調理パターンを実習しました。

視覚障がいのある方が料理をするためには、食材の触感や音、匂いを通じて、料理の進み具合を把握することが大切です。

そのため、本講座ではライトセンター職員が参加者に、「油でジュージュー焼ける音がしてきましたか?」「匂いはどうですか?香ばしい匂いがしてきましたか?」「菜箸から伝わってくる重さや感触が変わってきましたか?」などと質問。料理に必要な感覚を伝えることで、参加者に料理のこつを掴んでもらえるように心がけました。

参加者が自分の力で作った料理を皆で食べ比べると、「まったく同じ手順・味付けなのに、作る人が違うだけでこんなに味が違うのですね!」。参加者一同は驚いていました。

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料理の体験を通じて、自立生活を目指します

講座終了後に参加者からは「ガスを使うことはもっと怖いと思っていたけれど、やれば結構できますね」といった、一人暮らしへの自信につながったことがうかがえる感想が。

「これから一人暮らしがスタートするので、ガスやIHのコンロと仲よく付き合っていけるようになりたいです」などの今後に向けた抱負が聞かれました。

神奈川県ライトセンターは今回の講座を踏まえ、今後も自立支援のためのプログラムを充実させていき、視聴覚障がい者の自信につなげていきます。

神奈川県ライトセンターのウェブサイトは、下記からご覧いただけます

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