「職員×ボランティア」施設を支える一員として!

各社会福祉施設から職員25人、ボランティア17人が参加しました

日本赤十字社(以下、日赤)は7月25日・26日、社会福祉施設の職員とボランティアを対象とした『社会福祉事業推進会議・研修会』を開催しました。

本会議・研修会では、『ボランティア参画による施設運営の強化』と『事業継続計画(※BCP)の作成を通じた施設の災害対応能力の強化』をテーマに、講義やグループワークを行いました。

  • ※地震や風水害、新型インフルエンザなどの感染症の流行といった緊急事態に対して、企業や団体が重要な事業を継続、または早期に復旧するために、あらかじめ準備しておく計画のこと

グループワークでボランティア参画事例を話し合う参加者

一つ目のテーマである『ボランティア参画』は、日赤の社会福祉施設運営の基本方針であり、赤十字として特色ある施設運営を行っていくうえで重要な観点です。

日赤の社会福祉施設では現在、年間延べ5万人ものボランティアの協力をいただいており、今回の会議・研修会は、これまで以上に施設とボランティアとの連携を強め、より良い施設運営を行っていくための第一歩となりました。

当日はまず、日赤におけるボランティアの役割についての講義を行った後、各施設のボランティア参画の成功事例や課題を、グループワークを通じて共有し、職員とボランティアが連携して施設運営を一層強化していく方法を、それぞれの経験を踏まえて話し合いました。

話し合いの中では、受け入れ側である施設でのボランティアコーディネーターの設置や、職員とボランティアとのコミュニケーションの重要性などを、あらためて確認しました。

各グループでさまざまな意見が交換され、議論は白熱しました!

二つ目のテーマである『事業継続計画(BCP)の作成』については、まずその基本的な知識と作成方法について学んだのち、東日本大震災で実際に被災した特別養護老人ホーム日赤鶯鳴荘の職員の体験を聞きました。

続いて、演習として直下型地震を想定し、仮想の社会福祉施設の職員とボランティアの役割を果たしながら、3時間かけてBCP作成のグループワークに取り組みみました。

南海トラフを震源とする地震・津波の発生が懸念される中、被災時でも施設のご利用者の安全を確保することができるよう、各施設の職員とボランティアがBCPの作成方法を学ぶとともに、BCPへのボランティア参画の可能性もあわせて検討することができた、有意義な機会となりました。

参加者同士の絆も深まりました

参加した職員からは「ボランティア参画の可能性について、事業継続計画を作成する上でも重要な観点であると感じました」、またボランティアからは「ボランティアと施設との意思疎通がうまくいけば、より良い事業を行えます。職員との意見交換の場を多く設定していきたい」といった声が聞かれました。

社会福祉施設の職員とボランティアが共に事業を推進して、施設のご利用者や地域住民のためにより良い施設運営を行っていくことができるように、今後もさまざまな取り組みを行っていきます。

(日本赤十字社)