笑顔がいっぱい!ライトセンターで美容セミナー

資生堂の専門スタッフが参加者一人ひとりにていねいにアドバイス

視覚障がい者に総合的なサービスを提供している神奈川県ライトセンター(日本赤十字社運営、横浜市旭区)で6月26日、資生堂ライフクオリティービューティーセミナーが開かれ、11人の視覚障がい者が化粧の方法などを学びました。

このセミナーは、化粧を通して多くの人に元気で健やかな生活を過ごしてもらおうと、資生堂が全国の高齢者施設や社会福祉施設などで開いています。

日本赤十字社では今年度、同社の協力によって5カ所の社会福祉施設で開催する予定です。

視覚障がい者が理解しやすいように工夫されたテキスト。絵には凹凸が付いています

参加者は講師や美容部員らから、スキンケア(化粧水・乳液)やメーキャップ(ファンデーション・口紅・眉描き)など、化粧の一連の流れをマンツーマンで、ていねいに教えてもらいました。

使用したテキストは、弱視の人に配慮した大きな字に点字も併記されており、絵も指でなぞれるように工夫されています。また、音声による指導を収録したCDも準備されており、自宅での復習にも便利です。

ボランティア(写真左)との会話も弾み、参加者から笑みがこぼれます

最初は静かだった教室は次第に、参加者の笑い声やスタッフの皆さんとの積極的なやり取りでにぎやかになり、あっという間に予定の一時間半が過ぎました。

スタッフによるハンドマッサージで参加者がさらに気持ちよくなったところで、セミナーは終了。

参加者の一人は「目が不自由なので、これまでお化粧をする機会はあまりありませんでした。でも自分の指で口紅を引く方法を習ったので、これからは口紅だけでも使いたいわ」と笑顔で語っていました。

なお、資生堂は1984年から視覚障がい者向けの美容情報発信に取り組んでおり、点字テキストや点字シール、CDなどのほか特設サイトも開設しています。