「チームワークで支援の可能性を広げる」(赤十字子供の家 臨床心理士 田島恵)

臨床心理士 田島恵(たじまめぐみ)

私は、平成21年度から赤十字子供の家で臨床心理士として働いています。子どもの心理療法、ケース会議の参加、コンサルテーション、地域機関との連携等、子ども達が安心・安全に生活していくお手伝いをすることが主な職務となっています。また平成22年度から当施設が専門機能強化型児童養護施設(治療的・専門的ケアが実施できる体制が整備された施設)に指定されたことに伴い、新たに作業療法士、言語聴覚士、小児科医が配置され、彼らや保育士、児童指導員と連携し、子どものアセスメントや発達支援も行っています。

当施設には、虐待や親の病気、経済的な問題等、さまざまな事由で子ども達が入所しており、子どももご家族も心傷ついていることも少なくありません。そうした彼らへの支援を行っていく上で欠かせないのが、職員間のチームワークだと私は考えています。当施設では、立場や専門性の異なる個性豊かな職員たちが、互いに理解しあいながら、チームで子どもやご家族の支援にあたっています。チームで子ども達を捉えることで、子どもやご家族が、今何を必要としているのか、ということを複数の視点で見出すことができ、支援の可能性を広げています。

子ども達が一人ひとり、その存在が尊重されその子らしく安心して生活していけるよう、今後も職員同士“もっとクロス”しながらチームで支援に努めていきたいと思います。