「看護の喜び」(徳島赤十字ひのみね総合療育センター 看護師 森友美)

看護師 森友美(もりともみ)

私は、徳島赤十字ひのみね総合療育センターに就職して4年目になる看護師です。普段の業務では、心身に重度の障害を持ちながらも学校で学びを深めたり、日々リハビリテーションに励んでいるご利用者の、看護や日常生活支援を行っています。

私が初めて担当させていただいたAさんは、身体に変形があり、筋緊張が強いため、車いすに長時間座ることが困難でした。お喋りが大好きで冗談を言い、病棟の雰囲気を明るくしてくれるAさんの生活をより豊かにするため、皆で検討し、Aさんに合った車いすでのポジショニングを工夫しました。その結果、Aさんの視界は以前より広がり、食事も座って食べることができるようになりました。また、普段の生活の中で、笑顔で会話をする場面も増えました。

このことは、AさんのQOL(クオリティーオブライフ:生活の質)の向上に繋がったと実感しています。Aさんの笑顔を見て、とても嬉しく感じたことは、今でも忘れることのない私の財産です。この経験は、私の障害者看護の原点となり、今も私自身を勇気づけてくれています。

ご利用者のスモールステップの成功は、私たち職員の喜びでもあります。これからもご利用者と寄り添い、より良い療育・福祉サービスを提供していきたいと思います。